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ジャノヒゲ(蛇の髭)の果実
2023/12/31(Sun)
  きょうは、大体曇りました(5.6~12.3℃/北北西風)。
  道端のジャノヒゲ(キジカクシ科ジャノヒゲ属/以前はクサスギカズラ科又はナギイカダ科に分類)に、実がありました。ちらりと見えた青い光、竜の髭葉を掻き分けると、鮮やかな蒼玉が青々と輝いていました。東アジアに広く分布し、日本では北海道~九州の山地~低地の林床に生育する草丈10cm程の常緑多年草です。葉は長さ10-30cm、幅2-3mmの線形で多数叢生し、先端は下向きに垂れ下がります。7-8月、葉間から5-15cmのやや扁平な花茎を出し、白~淡紫色の花を5-10個程総状に付けます。果皮は薄く、成熟途中で脱落し、種子は露出した状態で成熟し、秋に濃青紫色になります。走出枝を出し群落を作ります。別名は、来る年の干支名・竜の髭(リュウノヒゲ)、此方の方がしっくりします。青葉山では、林内のあちこちに見られます・・・
ジャノヒゲ 2024年の入陽
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ケカマツカ(毛鎌柄)の果実
2023/12/30(Sat)
  きょうは、晴れ後曇りました(2.1~11.1℃/北北東風)。
  道沿いのケカマツカ (バラ科)が、実が生っていました。道端に一つ落ちていたので見上げると、既に疎で萎びたものもありましたが、真赤な実は青空を背に光り輝いていました。本州~九州の他、朝鮮、中国等の山地の日当たりの良い林縁等に生育する、樹高5-7mの落葉小高木です。樹皮は暗褐色。葉は長枝で互生、短枝で輪生状に付き、葉身は長さ4-7cmの広倒卵~狭倒卵形。洋紙質で、細かい鋭鋸歯があり、葉柄は4-5mm。4-5月、短枝先の複散房花序に径約1cmの白花を10-20個付けます。10-11月、長さ8-10mmの倒卵〜楕円形の果実を赤熟します。葉の表面等にやや疎らに軟毛があり、母種のワタゲカマツカ(裏面に綿毛が密生)とカマツカ(無毛)の中間型と言われています。青葉山では、各所に普通に見られます・・・
ケカマツカ 夕陽
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オケラ(朮)の果実
2023/12/29(Fri)
  きょうは、曇り時々晴れました(2.3~11.2℃/北西風)。
  道端に、オケラ(キク科)の果実がありました。この森の一角には数多く群生していて、金華の如き乾燥花が、列を成して佇んでいました。本州~九州の他、朝鮮、中国東北等の山野の日当りの良い所に生育する、高さ50-100cmの多年草です。雌雄異株。茎は細くて固く、葉も固く光沢がありますが、始めは白い軟毛があります。縁には棘状の鋸歯があり、長柄があり、茎の下部では3-5裂の奇数羽状複葉になります。9-10月、茎先にアザミに似た白~薄紅色で径1.5-2cmの頭状花序を付け、花序の下の苞葉も羽状に5裂します。雌花に雄蕊はなく、花柱が突き出ます。痩果は毛が多く、冠毛は羽毛状。青葉山では、乾いた尾根道等で見られます・・・
  キチジョウソウが、何と未だに咲いていました…
オケラ キチジョウソウ
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ニガクリタケ(苦栗茸)
2023/12/28(Thu)
  きょうは、良く晴れました(-1.5~8.6℃/南東風)。 
  小楢の根元に、ニガクリタケ(モエギタケ科)が生えていました。真冬?にも活き活きと、クリタケよりも色好く美味しそうで、脳裏に響く「食べて!」の甘言に負けそうになりました。全国の各種林内外の切株や倒木、杭等に発生する、傘径2~5cm、柄の長さ4~10cmの小〜中型菌です。傘色は淡鮮黄色で半円〜平開。傘中央部が赤褐色を帯びる事が多く、襞は薄いクリーム〜緑を帯びた黄褐色、深紫褐色等様々です。柄は傘とほぼ同色で表面は繊維状、上部に鍔がある事があります。肉は淡黄色で、稀に赤みを帯びます。冬になっても(ほぼ一年中)発生する強いキノコで、有毒。名の通り、少し齧っただけでも苦いので、直ぐ分るのですが、見た目はクリタケに似ていますし、加熱すると苦みが消えるので誤食が多く、青森で家族6人中4人が死亡した例もあり、厳しい注意が必要です。青葉山では、極普通に見られます・・・
ニガクリタケ 残光
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ウスノキ(臼の木)の果実
2023/12/27(Wed)
   きょうは、大体晴れて、風の強い一日でした(3.8~8.2.℃/西北西風)。
   道端のウスノキ(広義/ツツジ科)に、実が生っていました。大分萎れてはいましたが、小さいけれども鮮やかな赤い灯が、道標の様に点っていました。北海道〜四国・九州の北部山地の林縁や日当たりの良い岩地等に生育する、高さ1m程の落葉性低木です。枝は良く分枝し、葉は単葉で互生し、長さ3‐7㎝の卵状楕円~卵状長楕円形。4-5月、枝先に緑白色に淡紅色の筋の入った花を1-2個付けます。鐘形の花冠は、先が5裂し反り返ります。夏〜秋に、液果が赤熟します。狭義には、葉身の長さが2cm程と小さく、本州の太平洋側と四国に分布するカクミノスノキ(コウスノキ)とする見方が強いのですが、葉の大きなものも多く、今は広義ウスノキとして案内しています。青葉山では、尾根沿い等に見られます・・・
コウスノキ 日の入り
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シメ(鴲・蝋嘴)
2023/12/26(Tue)
  きょうは、晴れ後曇りました(0.1~11.0℃/北西風)。
  林縁の裸木に、シメ(アトリ科)がいました。何羽かいましたが、何故か色の淡い♀ばかりで、こちらに気付くと、次々と山の彼方に飛んで行ってしまいました。ユーラシア中部に広く分布し、日本では北海道で繁殖する他、本州以南に冬鳥としてやって来ます。体は全体に濃淡ある褐~灰色で、目先と嘴の基部、喉は黒く、風切は青い光沢のある黒で、内弁基部に白斑があります。嘴は太く短く、淡灰褐~鉛色で冬には肌色になります。この嘴で堅い木の実、草の実等を割って食べます。雌は全体に淡色。キチッ等と鋭い声で鳴き、飛びながら、キィーとも言います。青葉山では、冬に川沿いや林内外で普通に見られます・・・
シメ. 大東の翳り
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オトコヨウゾメ(男用染)の果実
2023/12/25(Mon)
  きょうは、晴れ後曇りました(-0.4~8.1℃/北風)。
  道沿いのオトコヨウゾメ(スイカズラ科)に、実が付いていました。少し萎れてはいましたが、未だ沢山下がっていて、一つ齧ると、思わず甘くなっていました。本州(宮城県以南)~九州の山地~丘陵のやや日当りの良い林縁部等に生育する、樹高1-3mの落葉低木です。日本特産種。樹皮は灰褐色で、良く分枝。葉は単葉で対生し、広卵~長楕円形で長さ3-8㎝、幅2-4㎝。表面は濃緑色で裏面は帯白緑色。粗い鋸歯があり、葉先は急鋭尖頭。4=5月枝先に散房花序を出し、白又は微かに紅色を帯びる小花を付けます。秋に、長さ3-8㎜の楕円形の核果を赤熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られ"藪刈り"の対象にもされますが、仙台付近が北限で、県レッドリストで要注目種に指定されています・・・
オトコヨウゾメ 川底の道
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ツルウメモドキ(蔓梅擬)の果実
2023/12/24(Sun)
  きょうは、曇り時々晴れました(-1.4~6.5℃/北西風)。
  道沿いの高木に絡まるツルウメモドキ(ニシキギ科)に、実が生っていました。今季は不作なのか?疎でしたが、橙の果皮から真紅な種子が弾けて、降誕祭の飾りの様でもありました。朝鮮、中国、クリル等に分布し、日本では北海道~九州の山地~低地の林内等に生育する、雌雄異株の落葉性の蔓性木本です。葉は長さ3.5-0cmで、先は尖ります。5-6月、葉腋に 淡緑色で1-3個の雌花、1-7個の雄花を付けます。秋に、径7-8mmの黄色い球形の果実を生し、熟すと3つに裂けて、朱赤色の仮種皮に包まれた種子が現れます。青葉山では、藪地等の木々の到る所に絡まっています・・・
ツルウメモドキ 真中はイイギリ
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コゲラ(小啄木鳥)
2023/12/23(Sat)
   きょうは、晴れたり曇ったりで、時々小雪が降りました(-0.5~4.3℃/南東風)。
   道沿いの桜木に、コゲラ(キツツキ科)がいました。幹を突きながら、上へ上へと登っていましたが、ふっと立ち止まると、思いに耽る様に空を見上げていました。ロシア南東部、サハリン、朝鮮北部、中国東北部等に分布し、日本では全国の山地~平地の各種林地の他、木々のある都市公園等にも生息します。ほぼ留鳥ですが、寒地のものは冬に暖地へ移動する事もあります。灰褐色と白の斑模様の羽色で、雄は後頭部に赤い小斑があります。全長15cm程の日本最小の啄木鳥で、昆虫の他、木の実も食べ花蜜も吸います。青葉山では、何所でも普通に見られます・・・
コゲラ ブナ
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アズキナシ(小豆梨)の果実
2023/12/22(Fri)
  きょうは、曇り時々晴れて、時々雪が舞いました(-1.7~-5.3℃/北西風)。
  道端に、アズキナシ(バラ科)の実が落ちていました。凍てついた霜と雪片の道に、臙脂の柄を付けた真赤な実が、実に鮮明でした。朝鮮、中国中~東北部、ウスリー、クリル等に分布し、日本では北海道~九州の山地~低地に生育する高さ10-15m程の落葉高木です。小枝は赤褐色で、5-6月枝先に白い小花が集まって咲き、互生する葉は規則正しい波状の側脈が並び、縁に重鋸歯があるのが特徴です。ナナカマドの仲間で、秋に赤い実を樹冠一杯に付けます。青葉山では、尾根道沿い等に見られます・・・
アズキナシ ブナ
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ナメコ(滑子)
2023/12/21(Thu)
  きょうは、晴れたり曇ったりで、時々雪が舞いました(-0.2〜9.1℃/西風)。
  小楢の切株に、ナメコ(モエギタケ科スギタケ属)が生えていました。見事な群生で、艶々と美味しそうでしたが、味見しようかと採ろうすると、完全に凍っていて、ポキポロと崩れ落ちました。主に10月中旬~11月中旬の秋に、全国のブナやナラ等の枯木や切株等に単独又は群生する担子菌類の食菌です。傘は初め半球状で栗褐色、後開いて扁平になり黄褐色で径3~8㎝。襞は淡黄~淡褐色になり、初めは下面に半透明の薄膜が張って襞を隠します。茎は、径2~8㎝。湿時は、全体に著しい粘液で覆われます。現在は各地で広く人工栽培・販売されています。別名は、ナメタケ、ヌメリタケ他。青葉山では、楢等の倒木等に見られます…
ナメコ 蔵王と雲
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ヤブムラサキ(藪紫)の果実
2023/12/20(Wed)
  きょうは、曇り時々晴れました(0,3~6,3℃/北北東風)。
  道沿いのヤブムラサキ(クマツヅラ科)に、実が生っていました。既に鳥に食べられたり、色褪せたりしたものが多いのですが、中には紅紫の珠が連なるものもあって、ハッとさせられました。本州~九州の山地の日当たりの良い林内や林縁に生育する、高さ2m程の落葉低木です。全体に毛が多く、葉は対生し、薄い洋紙質で6-12㎝の卵~楕円形で、細かい鋸歯があります。6-8月に、葉腋から出た柄先に集散花序を作り、淡紫色で4-5㎜の小花を多数付けます。10-11月に赤紫で3-4mmの果実を熟します。宮城県が北限で、県レッドリストで要注目種に指定されていますが、青葉山ではムラサキシキブより普通に見られます・・・
ヤブムラサキ 宵の牛越
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ノスリ(鵟)
2023/12/19(Tue)
  きょうは、朝に又うっすら雪があり、曇り時々晴れました(0.0~5.8℃/北北東風)。
  川岸の木に、ノスリ(タカ科)がいました。鼠か何か食べているらしく、横枝に止まって、何度も頭を上下させていましたが、此方に気付いた途端に、はたはたと下流に飛び去ってしまいました。中央・南シベリア、モンゴル、中国等に広く生息し、夏は亜寒~温帯域で繁殖、冬は熱~温帯で越冬します。日本では亜種ノスリが、北海道~本州中部以北、四国の山地の森林に生息・繁殖しています(留鳥)。その他南西諸島を除く全国に冬鳥として飛来します。全長50–60cm、翼開長100–140cm、体重500–1300g。雄より雌が大きく、背面は褐色、腹面は淡褐色で、喉が黒い。虹彩は褐色。森林と隣接する草原や農耕地を狩場にし、野鼠を良く食べますが、他に土竜等小型哺乳類、鳥類、蛇、蛙、昆虫等も捕食します。青葉山では、鳶以外では最も普通に見られる猛禽です・・・
ノスリ 小楢幼木の葉





  
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ベニシダ(紅羊歯)
2023/12/18(Mon)
  きょうは、朝までに5㎝程雪が積もり、日中は大体晴れました(-2.0~4.3℃/西北西風)。
  道沿いに、ベニシダ(オシダ科オシダ属)が生えていました。雪を乗せた葉を横(裏)から覗くと、紅黒い玉(ソーラス)が、とても美しく並んでいました。東アジア南部に広く分布し、日本では本州(岩手・山形以南)~九州の山地の林下や草原等に生育する、常緑羊歯植物です。長さ30-90㎝の葉は、斜上するやや太い根茎から束生し、卵形の葉身は2回羽状に分裂し、革質で表面に艶があります。名の通り、若葉は赤紫がかり、円腎形の包膜(胞子嚢群を覆う膜)も紅くなります。葉軸には細い黒色の鱗片が密生します。似ているトウゴクシダは、葉がベニシダより深く切れ込み、大形で艶も少ない様です。青葉山では、路傍等に見られます…
ベニシダ 雪の朝
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イチョウ(銀杏)の果実(ギンナン)
2023/12/17(Sun)
 きょうは、冷雨後雪になり、数㎝積りました(-0.9~2.8℃/西風)。
 道沿いのイチョウ(イチョウ科イチョウ属)に、実(ギンナン)が生っていました。地面にも沢山落ちていましたが、匂いがきついものの種子の美味しさは格別で、少し拾って持ち帰りました。中国原産とされる(自生地は不明)高さ30m、径2.5m程になる高木です。樹皮は灰白色。樹皮は灰白色で粗く縦に裂けます。長枝と短枝があり、葉は長枝では互生、短枝では輪生状に付きます。葉身は幅5〜7cmの扇形で、無毛。雌雄別株。4〜5月、雄花も雌花も短枝に束生し、雄花は長さ2cm程の円柱形、雌花は長さ2〜3cmで、細長い柄先に胚珠が2個程付きます。花粉が胚珠内に入ると、花粉室で発芽して精子が出来、精子は8月下旬頃から放出され、卵細胞を受精させます。10〜11月、熟すと黄色外種皮は強臭がし、銀杏と呼ばれます。青葉山周辺では、各所に植栽され、大木も見られます・・・
ギンナン 初積雪
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ヤツデ(八手)の花
2023/12/16(Sat)
   きょうは、雨後曇りました(5,5~11.6℃/北北西風)。
   道沿いのヤツデ(ウコギ科)に、花が咲いていました。もう実に成っているのも多いのですが、樟玉状の花が雨に濡れ光り、良く見れば、柱頭には花柱が出ていました。本州(東北南部)~沖縄の主に太平洋側海岸近くの森周辺や林内に生育する、高さ2-4mの常緑低木です。枝分かれは少なく、葉は互生して茎先に集中し、葉身は掌状円形で7-9裂し、15-45cmの葉柄を持ちます。裂片には鋸歯があり、鋭尖頭で質厚く光沢があります。10-11月、茎頂に花序を出し、球形の散形花序を円錐状に多数付けます。花には、雄性期と雌性期があり、初めは花弁と雄蘂がありますが、それが落ちると、柱頭が伸びて雌性期になります。翌年の4-5月に、球形の果実を黒く熟します。青葉山では、年々林内外に増加していて(カモシカによる食痕も多い)、これは野鳥による播種や温暖化等の影響と思われます・・・
ヤツデ きょうも霧
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カジカエデ(梶楓)の落葉
2023/12/15(Fri)
  きょうは、冷雨が降ったり止んだりでした(2.9~5.8℃/北北西風)。
  道端に、カジカエデ(ムクロジ科)の葉が落ちていました。既に木々は裸木となって、一気に落ちた黄葉が絨毯を生していました。本州~九州の、主に太平洋側の山地の樹林内に生育する、高さ20m程の落葉小高木です。葉は対生し、葉柄は4-11cm、葉身は長さ7-15㎝で掌状に5中裂し、荒い鋸歯があります。雌雄異株で、4-5月に枝先に花を付け、雄花は5-11花からなる紅紫色の散形総状花序を下垂し、雌花は3-9花からなる黄緑色の総状花序を上向きに付けます。名は、葉がカジノキ(クワ科))に似る事に由来。別名はオニモミジ他。宮城県が北限になり、青葉山では林縁等に散見されます・・・
カジカエデ 霧と雨
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オオイタビ(大木蓮子・大崖石榴)
2023/12/14(Thu)
 きょうは、晴れたり曇ったりでした(3.8〜10.6℃/西北西風)。
 車道沿いの木々に絡まるオオイタビ(クワ科イチジク属)に、実が生っていました。見上げれば、上の方までたわわに下がっていて、青くて未熟なものの、気になって一つ開けてみましたら、味は無いものの、見た目は同属の無花果の様でした。足元を見ると、幼木の小さな葉が這い広がっていました。東アジア南部に分布し、日本では関東南部以西〜沖縄の、特に海岸近くの暖地の林縁等に生育、又は栽培される常緑蔓性木本です。枝から気根を出して他の木や岩、人家の壁等に張り付き這い上ります。本年枝には短い伏毛が密生し、枝や葉を折ると白い乳液が出ます。葉は互生し、長さ4〜10cm、幅3〜5cmの楕円~広楕円形で、先端は鈍く、基部は円形、全縁で、質は厚く、側脈4。裏面は灰白色で、葉脈が浮き出ます。雌雄別株。5〜7月、葉腋に壷状の隠頭花序(花嚢)を一つずつ付けます。花嚢は球~倒卵形で、雌雄の花嚢は同形。果嚢は長さ3.5〜5cmの倒卵形で、10〜11月に紫色に熟します。完熟したものは、匙等で掬って生食したり、ジャム等にもされます。青葉山のものは、植栽される等人為的なもので、残念ながら完熟する事は無いか?と思われます・・・
オオイタビ オオイタビの中身 オオイタビ幼木の葉 西の空

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カケス(橿鳥、懸巣、鵥)
2023/12/13(Wed)
 きょうは、晴れ時々曇って、一時強風が吹きました(3.8〜10.6℃/西北西風)。
 道沿いの藪に、カケス(カラス科)がいました。5-6羽いるらしく、ジェジェと言いながら時々姿を見せていましたが、一羽が飛び立つと、次々に山の彼方に消えて行きました。アフリカ北部やユーラシア中部~南部に分布し、日本では本州~九州の山地~平地の林内に生息する、全長33cm程の留鳥又は漂鳥です。成鳥は額~頭頂が白黒の斑模様で、喉と腹は白、目の周囲や尾羽は黒、後頭部、背、胸は葡萄褐色で、羽の基部は黒、白、青が段だら模様が一際奇麗です。主に団栗等の木の実を好みますが、雑食。物真似が上手で、他の鳥や犬・猫の声等も真似ます。青葉山では、嘗て繁殖記録もありましたが、主に秋~春に見られ、晩秋には団栗を運んでは、木の根元や隙間に隠す光景が観察されます・・・
カケス 茜雲
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ケンポナシ(玄圃梨)の果実
2023/12/12(Tue)
 きょうは、雨後曇りました(5.1~12.1℃/北風)。
 道端に、ケンポナシ(クロウメモドキ科)の実が落ちていました。生きのいいのを一つ齧ると、正に甘い梨そのもので、見上げれば未だ、高い枝に沢山付いていました。北海道(奥尻島)~九州の他、朝鮮、中国等の山地の林内に生育する樹高15-20mの落葉高木です。樹皮は暗灰~灰褐色で、大木になると縦に浅く裂け薄く剥がれます。葉は互生し、広卵形で低鋸歯があり、基部から分岐する3主脈が目立ちます。6-7月に枝先から集散花序を出し、淡緑色の小花を多数開きます。花弁、萼辺、雄蕊各5。秋に核果(果肉は殆ど無い)の根元の軸が膨らみ、太く折れ曲がって肉質になり食べられます。青葉山では、沢沿い等に見られます・・・
ケンポナシ 雨露
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サネカズラ(実葛)の果実
2023/12/11(Mon)
  きょうは、大体晴れました(7.2〜12.0℃/北北西風)。
  道沿いのサネカズラ(マツブサ科)に、実が生っていました。藪影にひっそりと、艶ある真赤な果房を下げていましたが、試しにと、近寄って柔らかいのを一粒齧ると、甘苦い味が口に広がりました。南東北~中国南部の照葉樹林等に生育する、雌雄異株の常緑蔓性木本です。葉は長さ数cmで艶があり互生します。8月頃、葉蔭に径1cm程の花を咲かせ、10枚前後の白い花被に包まれ、中央に雄蕊、雌蕊が夫々多数螺旋状に集まります。雌花の花床は結実と共に膨らみ、赤く丸い集合果を作ります。果柄は7cm程にも伸び、単果は径1cm程で、全体では5cm程になります。青葉山では、車道沿い等に見られます・・・
サネカズラ ほぼ雪がない山
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十二月観(視)察会
2023/12/10(Sun)
 きょうは、晴れ時々曇りの、師走の会としてはとても暖かで穏やかな観(視)察会となりました(7.7~16.2℃/北西風)。近況報告やコース説明等の後、早速の出発です。静かな構内を抜け、花梨と樫の組見合わせや、植栽のヒイラギナンテン、ツワブキ、柿やジャノヒゲの実、雄花を伸ばすツノハシバミ、小虻が付いていたヤツデの花、早くも咲き始めたコハコベやオオイヌノフグリ、ホトケノザ、咲き残るイヌタデ、オニノノゲシ等を観察、中でも赤く鮮やかなベニバナゲンノショウコが今年も数多く咲き群れていました。森に入れば、林床にはヤブランやオオバジャノヒゲ、コカンスゲ等が実を付け、常緑のシロダモが赤い実をたわわに生して、道端にも沢山散らばせていました。未だ数多く見られる紅葉ですが、猛暑の影響か?全体に色付きが今一つで、(僅かに残るニシキギやコハウチワは赤いのですが)オオモミジやヤマモミジはそれなりに美しいものの、色薄く黄葉していました。あちこちにいつになく無数の赤い実を付けたヤブコウジが広がって、(今日の資料で紹介の)カラスザンショウの大木は実を数多く下げ、爽やかな香を放っていました。カヤとモミの違いや葉の香り、フユノハナワラビやイヌガンソク、シシガシラの胞子茎、同じワタムシによるマンサクやウダイカンバの虫瘤、凛とした清々しい空気に包まれた、百年を超える檜林では、その歴史や、林床に広がるトウゲシバやショウジョウバカマ等も興味深く観察しました。冬虫夏草の研究者には、思わぬ所でオニハエヤドリタケやオイラセクチキムシタケを見せて貰えました。高圧電線下の剪定(上部伐採)予定の木々は数多くテープが巻かれ、皆で作業後の状況を予想し、その影響等について考えたりもしました・・・
オオイヌノフグリ ベニバナゲンノショウコ ヤブムラサキの実 ジャノヒゲ
 花では他に、植栽のサザンカ、ハキダメギク、コセンダングサ、ヒヨドリバナ、ヒメジョオン、ノボロギク、アキノキリンソウ、ヤマハンノキ、アサダ等が見られ、果実ではウメモドキ、ノリウツギ、リョウブ、コバギボウシ、コセンダングサ、ヘクソカズラ、ミヤマガマズミ、センボンヤリ、アオキ、ヒノキ、ホツツジ、ツルアジサイ、ツチアケビ、コブシ、ニシキギ、コナラ、ミズナラ、タニウツギ、ミヤマウズラ、カマツカ、アズキナシ、タチシオデ、サルトリイバラ、スズメウリ等が見られました。メグスリノキ、トチノキ、リョウブ等の冬芽や、クロモジの花芽や葉芽を観たりもしました。キノコでは、ツチグリ、落枝に付いていたタマキクラゲ、マスタケ、ヒトクチタケ、萎れたクリタケ、カワラタケ、サルノコシカケの仲間等が見られました。動物では、あちこちにあって、アケビの種も見られたテンの糞、リスの食痕や生活痕、カモシカの食痕、角擦痕、熊の爪痕、イノシシのラッセル痕等、野鳥では、地鳴きするウグイス、シジュウカラ、エナガ、コゲラ等の混群、カケス、トビ、メジロ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシブトガラス等を確認。昆虫では、飛んでいたシャクガの仲間、クモでは未だ元気なジョロウグモも見られました。長いコースでしたが、変化に富んだ植生や地形を楽しみつつも、伐採作業予定地等も視察、森林管理の在り方を考えたりしながら、この森の貴重さ大切さを再確認できた一時だったのではないでしょうか?!
タチシオデの種 オニハエヤドリタケ 展望台で 名残の紅葉(ヤマモミジ)
 次回(2024/1/14)は、新年の初歩きです。きりりとした寒気と新雪の心改まる「会」を期待しましょう・・・
この記事のURL | 観(視)察会 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
タマキクラゲ(珠木耳)
2023/12/09(Sat)
  きょうは、大体晴れました(4.1~17.3℃/南西風)。
  道端の落枝に、タマキクラゲ(ヒメキクラゲ科)が生えていました。当地では、案外真冬でも見られる茸ですが、小雨の後の小春日和には、肉桂色に光る茱萸が、ニッキ飴の様にも見えて美味しそうでした。主に春~秋、日本全国の他、朝鮮等の山野の、ブナ科落葉樹の倒木や枯木に発生するキノコです。子実体はゼラチン質で球形等様々な形になり、表面には細かな突起があります。色は半透明の黄褐色等で、乾燥すると黒くなって縮みます。大きくなると隣同士が重なり合いますが癒着はしません。無味無臭で一応可食。青葉山では、枯枝等に普通に見られます・・・
タマキクラゲ 夕暮れの光
  明日(12/10)は、定例の観(視)察会↓です。ふかふかの落葉を踏みながら、少し残る紅葉、様々な果実や冬芽、まだ咲いている花、混群を作る野鳥達、動物の足跡や痕跡等も観察しましょう・・・
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ムキタケ(剥茸)
2023/12/08(Fri)
   きょうは、晴れたり曇ったりでした(4.6~14.9℃/西風)。
   道沿いの水楢に、ムキタケ(キシメジ科)が生えていました。大きいのは既に採られたらしく、小さいのがあちこちに二つ三つと出ていましたが、それが却って新鮮で、瑞々しい稚貝の様でした。北半球の温帯以北に広く分布し、日本では秋に、川沿いや沢地等、湿気の多い森の種々の広葉樹の倒木、切株、枯枝等に多数重なり合って群生します。傘は径5-15cmで、ほぼ半円~腎臓形で全体が水っぽく、表面は汚黄~汚褐色で時に緑色がかる事もあり、全面に細毛が密生します。湿時僅かに粘性があり、表皮下にゼラチン層があるので表皮は剥ぎ易く、名の由来にもなっています。黄白色の襞は密で、垂生状。茎は太く短くて、傘の片側に付きます。青葉山では、沢沿い等で普通に見られます・・・
ムキタケ 初冬の彩り
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ハウチワカエデ(羽団扇楓)の紅葉
2023/12/07(Thu)
  きょうは曇って、時々雨が降り、一時強風が吹きました(4.3~15.9℃/西風)。
  道沿いのハウチワカエデ(羽団扇楓)が、紅葉していました。多くの当種は既に葉を落としているのですが、この木(葉)は雨にも風にも打ち勝つ様に、大きく真赤な葉を震わせていました。北海道、本州と四国等の他、一部朝鮮の山地に生育する高さ10m程の落葉高木です。樹皮は灰青色で滑らかで小枝は赤紫色。葉は対生して径7-12cmと大きく、掌状に浅く9-11裂し、基部は心形で重鋸歯があります。葉柄は有毛で短く、長さが葉身の1/2以下なのも特徴です。4-5月、本年枝の先に赤紫色の散房花序を出し、雄花と両性花が混生して10-15個垂れ下がって咲きます。果実の羽の角度は約60度で、小枝の皮は、粘着性を持ちます。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ハウチワカエデ もみじるし

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ベニバナゲンノショウコ(紅花現証拠)
2023/12/06(Wed)
  きょうは、雨後晴れました(6.9~12.9℃/北北西風)。
  車道沿いに、ベニバナゲンノショウコ(フウロソウ科)が咲いていました。鮮やかな紅紫の花が雨に濡れて、光る雫が、乙女の汗にも涙にも見えました。ゲンノショウコ(広義)は、北海道~九州の他、朝鮮、中国、ロシア極東等の山野に生育する、茎高30-40cmの多年草です。全体に下向きの毛が生え、葉は長柄があり対生し、倒卵形で掌状に3-5深裂し、葉質は柔らかです。夏~秋に、枝先や葉脇から長い花軸を出して、白~赤の花を2-3個付けます。花は5弁で赤い筋があり、萼片5、雄蘂10。白紫花種(シロバナゲンノショウコ)は東日本に多く、紅紫花種(ベニバナゲンノショウコ)は西日本に多く生育、北日本では稀とされます。又、花色の濃淡は変化があり、薄紅や縞が濃くはっきりしたもの等も見られます。青葉山では、白花は草地等に極普通に、紅花は所々に見られます・・・
ベニバナゲンノショウコ 街の灯と西の山並
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オニノゲシ(鬼野芥子)
2023/12/05(Tue)
   きょうは、晴れ後曇りました(1.3~12.6℃/南南西風)。
   道沿いに、オニノゲシ(キク科)が咲いていました。寒々とした路傍にぽつんと、棘々の葉に包まれた蜜柑色の花が、控え目に肩を窄めていました。世界に広く分布し、日本では全国の草地や道端に生育する、茎高50-100cmの越年草(1-2年草)です。茎は中空で、葉は羽状に裂けるものと裂けないものがあり、濃緑色で光沢があり、大小多数の鋸歯を持ち、鋸歯先は棘となります。根生葉は長楕円形で羽状に裂けます。上方の葉は無柄で、基部左右は半円形の裂片となり、先は丸くなります。春~晩秋、茎先に黄色の花を咲かせます。頭状花序は舌状花のみからなり、舌片の先は5裂。痩果は長さ2.5mmで扁平で縦脈があり、白い冠毛はが多数あります。青葉山では、車道沿い等に良く見られます・・・
オニノゲシ 一本道
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カントウヨメナ(関東嫁菜)
2023/12/04(Mon)
  きょうは、大体晴れました(2.6〜12.7℃/西北西風)。
  車道沿いに、カントウヨメナ(キク科)が咲いていました。未だ咲き残るノコンギクやゴマナの隣に、他より何か端正な花が、優しそうに佇んでいました。東北~関東の、少し湿り気のある野原、林縁、川縁等に生育する、草丈50-80cmの多年草です。中部以西に分布し関西に多いヨメナの変種、又はヨメナとユウガギクの雑種ともされます。葉は、披針~卵状長楕円形で粗い鋸歯があり、ユウガギクより厚くヨメナより薄い様です。9-10月、茎先に径2.5-3cm程の白~淡紫色の花を付けます。葉が狭く、ざらつきがないのが特徴で、良く似たノコンギクとは他に、冠毛が極短くて殆ど見えない事、ユウガギクとは、上方で横に広く分裂しない事等で識別します。青葉山では林縁等で見られ、他の野菊と混生する事も多い様です・・・
カントウヨメナ ヤマモミジ
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ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)の果実
2023/12/03(Sun)
   きょうは、晴れ後曇りました(0.9~13.5℃/南風)。
  道沿いの土手に、ヒヨドリジョウゴ(ナス科)の実が生っていました。絡まる藪に食べよとばかりに、真赤な玉を鈴生りに付けていましたので、試しにと一つ食べると、甘さよりも苦みが勝っていました。東~東南アジアの他、日本全国の山野に生育する多年生蔓植物です。茎葉には軟毛が密生し、葉は長さ5-10㎝で互生し、全縁(上部)から3-5裂する葉まで様々です。8-9月、葉に対生した花序に白い小花を集散状に多数付けます。花は長さ約1㎝の筒状花で先が5深裂し、裂片は反り返り、赤褐色の雄蕊は雌蕊の回りを筒状に取り囲む様に並んでいます。晩秋、8㎜程の球形の果実を赤熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ヒヨドリジョウゴ 段々葉も少なくなってきた
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ホシハジロ(星羽白)♂
2023/12/02(Sat)
   きょうは、曇り後晴れました(0.5~9.5℃/西風)。
   沼に、ホシハジロ(カモ科)がいました。雄一羽だけでしたが、潜っては浮かび潜っては浮かび、その度に水紋の縞模様が、とても美しく広がりました。ヨーロッパ~シベリア中央で繁殖し、冬はアフリカ北部~インド~中国東部等で越冬し、日本では冬に各地に飛来し(冬鳥)、北海道では少数が繁殖する潜水性のカモです。全長42-49㎝、翼長♂20.7-22.4㎝、♀20.1-21.2㎝で、頭頂が盛り上がり三角形に見えるのも特徴です。嘴は黒く、青灰色の帯模様が入ります。♂の虹彩は赤く、繁殖期♂は頭~頸が赤褐色で、胸や上尾筒、下尾筒は黒く、側面は灰色で、黒く細かい縞模様があります。♀の虹彩は褐色で、頭~胸も褐色。湖沼、河川、河口、内湾等に生息し、種子、葉、芽、地下茎、魚類、両生類、昆虫、甲殻類、軟体動物、環形動物等を食べます。青葉山周辺では、冬に広瀬川等で見られます・・・
ホシハジロ 晩秋の山
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ゆきかえる