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ヘクソカズラ(屁糞蔓 / 屁臭蔓)の果実
2024/01/31(Wed)
  きょうは、大体晴れて、暖かくなりました(-0.5~14.0℃/西風)。 
  道端に、ヘクソカズラ(アカネ科))の実が落ちていました。風で飛ばされたのか、鳥が契って運んだのか、斑に残る雪面に、近寄れば甘橙にも見える実が美味しそうでした。日本の他、東アジアに広く分布する蔓性多年草です。蔓は下部では太く木質化し、葉は対生し、長さ4-10cmの楕円~細長卵形で先は尖り全縁。葉柄基部には左右の托葉が合着した三角形の鱗片があります。7-9月頃、葉腋から短い集散花序を出し、花冠は長さ約1cmの釣鐘状で、筒部が白く中央が紅紫色の小花を多数咲かせます。果実は核果、萼に包まれた径5mm程の球形で、光沢のある黄褐色に熟します。青葉山では、林縁等に普通に見られます・・・
ヘクソカズラ 斑雪
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テン(貂)の足跡
2024/01/30(Tue)
   きょうは、大体晴れました(-0.7~10.3℃/北風)。
   道沿いに、テン(イタチ科)の足跡がありました。草原に残る雪上に、二つ二つと大きな斑が、等間隔に続いていました。北海道~九州と朝鮮南部の主に奥山に生息し、小動物、昆虫、甲殻類の他、ノウサギ・キジ・ヤマドリ等も襲い、果実類も好みます。体長44-55㎝、尾長17-23㎝、体重0.9-1.5kg。広い行動圏を持ち、岩の隙間や樹洞を巣にします。東北等の主に寒冷地では、夏季は赤褐~暗褐色ですが、冬毛は黄~黄褐色で頭部が白くなります。青葉山では全域で、糞や足跡等の痕跡が普通に見られ、良く目撃もされ、この山の豊かさの指標にもなっています・・・
テンの足跡 日没後
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エナガ(柄長)
2024/01/29(Mon)
  きょうは、晴れ時々曇りました(-0.6~9.9℃/西北西風)。
   森の外れに、エナガ(エナガ科)がいました。夕暮れの林縁を、5-6羽の群れがチュルチュルと、木から木、枝から枝へと飛び移りながら、とびきりめんこい姿を魅せていました。ヨーロッパ~中央アジア~日本に広く分布し、主に明るい森に生息する留鳥又は漂鳥です。体長は14cm程ですが、名の通り、尾の長さが体の半分以上もあります。雌雄同色で、成鳥の頭や頬~胸等は白く、肩羽や腹、下尾筒は淡い葡萄色で、眉斑~肩、雨覆等が黒く彩られます。主に小昆虫、クモ、油虫等を捕食しますが、草木の種子、果実、樹液、菌類等も食べます。青葉山では、一年中極普通に見られます・・・
エナガ 夕日のエナガ
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コウバイ(紅梅)
2024/01/28(Sun)
   きょうは、晴れ時々曇りました(-0.9~7.7℃/西北西風)。
   森の外れで、ウメ(バラ科)が咲いていました。暖冬にも関わらず、今年は何故か遅めでしたが、漸く幾つかちらほらと、鮮やかな赤紫の花を綻ばせていました。中国原産で、古い時代に渡来したと言われる(日本にも自生していたとの説も)、樹高5-10mの落葉高木です。卵形の葉は互生して先が尖り、周囲が鋸歯状。1-4月、葉に先立ち1-3㎝程の花を咲かせます。花弁は5枚で、色は白~薄紅~赤。果実は2-3㎝の核果で、6月頃に黄色く熟します。青葉山周辺では、あちこちに植栽されています・・・
紅梅 雪の残る笹薮
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マンサク(万作・満作・金縷梅)咲き出す!
2024/01/27(Sat)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(0.7~7.2℃/北西風)。
  道沿いのマンサク(マンサク科)が、咲き出していました。今年は超暖冬で、もっと早く咲き出すのかと思っていましたがそうでもなく、漸くちらちらと、黄色いリボンを伸ばしかけていました。本州(太平洋側)~九州の山林に生育する、高さ3-5mの落葉小高木です。葉は互生し、楕円形で波状の鋸歯があります。2-3月、他に先駆けて花を咲かせ、花は萼、花弁、雄蕊4、仮雄蕊4、雌蕊(花柱)2からなります。萼は赤褐~緑色で円く、黄色い花弁は長さ1.5cm程の細長い紐状です。果実は蒴果で、中に黒い種子が2個あります。青葉山では何処でも普通に見られ、山中に自生する草木中で最も早く咲き始めます・・・
咲き出していた万作 河原の石
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ユズリハ(楪、交譲木、譲葉)の冬芽と葉柄
2024/01/26(Fri)
  きょうは、曇り時々晴れて、一日中雪が舞いました(0.9~5.6℃/西北西風)。
  道沿いに、ユズリハ(ユズリハ科)がありました。雪景色に映え、鮮緑の葉に囲まれた、真紅の芽と葉柄は、南国の密林で出合う大猩々の様でもありました。朝鮮、中国等に分布し、日本では、東北南部~沖縄の山地に生育する、高さ10m程の常緑高木です。雌雄異株。葉は長さ20cm程で、枝先に螺旋状に付きます。5-6月に、葉腋から総状花序を出し、花被の無い黄緑色の小花を咲かせます。10-11月に、黒褐色の果実を熟します。名は、春に枝先に若葉が出た後、前年の葉がそれに譲るように落葉する事に由来します。青葉山では、あちこちに小・中木が見られます・・・
ユズリハ 岩庭から
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ノキシノブ(軒忍)
2024/01/25(Thu)
  きょうは、朝までに雪が15cm以上積り、日中は晴れ時々曇って風が強く、時折雪が舞いました(-2.0~2.9℃/西北西風)。
  道沿いの岩に、ノキシノブ(ウラボシ科ノキシノブ属)が生えていました。下から覗くと、赤くて丸い胞子嚢が綺麗に並んで、雪に映えて、紅花の花餅の様にも見えました。朝鮮、中国、フィリピン等に分布し、日本では北海道南部以南の各地の大木の樹皮上や崖、急斜面の地表等に生育する常緑羊歯植物です(着生植物)。葉は長さ12-30cmで先端、基部とも細くなります。ソーラスは包膜はなく、上半分に付きます。山地に生えるヒメノキシノブは小さく、先が丸くなります。名は、家の軒先に生育し、土が無くても堪え忍ぶとの意。青葉山では、崖面等に普通に見られます・・・
ノキシノブ 大雪の午後
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ヒヨドリ(鵯)
2024/01/24(Wed)
   きょうは、曇り時々晴れて一日中雪が舞い、晩方から本降りとなって数㎝積りました(-0.2~3.6℃/西風)。
   道沿いのブナの木に、ヒヨドリ(ヒヨドリ科)がいました。何か楽しい事でもあったのか、頬を赤く染めて、ニッコリしていました。日本全国の他、中国南部等の、山地~平地の林や市街地にも普通に生息する留鳥、又は漂鳥です。全長27.5㎝、翼開長40㎝程。雌雄同色。頭~胴は灰色の羽毛に覆われ、頬に茶褐色部があります。頭頂は冠羽状。雑食で、昆虫類、両生類、爬虫類から木の実、花蜜、花弁、花芽、野菜の葉まで様々なものを採食します。青葉山では、一年中いる留鳥の他、北方や奥山から来訪し越冬するもの、春秋の通過途中に立ち寄るものの三種類いますが、識別は困難です。秋に大群を作り、波状飛行して移動する様は壮観です。嘗ては山の鳥でしたが、雑食性なので環境破壊にも良く順応し、今や大都市の中心部にまで進出しています・・・
ヒヨドリ 雪降り
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ヤブラン(藪蘭)の果実
2024/01/23(Tue)
   きょうは、大体晴れました(2.4~9.3℃/北西風)
  道端のヤブラン(ナギイカダ科)に、実が生っていました。あっちにもこっちにも案外沢山残っていて、試しにと艶々の黒い実を一つ齧ると、味もそっけもなくて種ばかりで、成程と思いました。本州~沖縄の他、東~東南アジアの山野の樹下に生育する、草丈30-50㎝の常緑多年草です。葉は根生、線形で濃緑色で光沢あり、葉先は鈍頭。8-10月、長さ40㎝程の花茎に総状花序を付け、花は径6-7㎜で淡紫~紫色で、花被片6枚。果実は径6-7㎜の痩果で、黒紫色に熟します。耐陰性が強く、余り他の植物が育たない様な樹陰でも生きられます。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
ヤブラン きょうも春のような日
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カワアイサ(川秋沙)
2024/01/22(Mon)
  きょうは、曇り時々雨が降りました(1.2~9.1℃/東北東風)。
  川に、カワアイサ(カモ科)がいました。雌雄合わせて10羽程、濁流となった川を縦横に、潜ったり浮かんだり、流されたりを繰り返していました。ユーラシアや北米に広く分布し、日本では全国に冬鳥として渡来する、全長58-72cm、翼開長86-102cmの潜水性のカモです。主に河川・湖沼等の淡水域に棲み、水中で魚を捕食します。雄の頭は緑黒色で、胸や腹等は白く、背中は黒。嘴は長く、濃赤色で先端が鉤状に曲がり、虹彩は黒褐色。雌の頭部は茶色で、体の下面は灰色。青葉山周辺では、秋~春に数多く普通に見られます・・・
カワアイサ きょうも雨
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ソシンロウバイ(素心蝋梅、蠟梅、臘梅、唐梅)
2024/01/21(Sun)
   きょうは、一日雨風の強い一日でした(2.5~10.1℃/東風)
    池端のソシンロウバイ(ロウバイ科)が、咲いていました。大分前から咲いていた様でしたが、もう何十輪も、甘い香を放ちながら雨に打たれていました。中国原産で日本には江戸期に渡来した高さ2-4mの落葉低木です。幹は、地際から分枝して株状になります。葉は対生し、長楕円〜卵状長楕形、鋭尖頭で、基部は楔形、縁は全縁。早春、葉の出る前の枝に芳香ある黄色い花を多数付けます。花後、花托が大きくなって長卵形の偽果となり、短毛を密生し、熟すと上向きになって、中に黒い種子が5-20個入ります。種子は有毒。 栽培品種は幾つかありますが、花全体が黄色いものがこのソシンロウバイ、花の中心部が暗紫色のものがロウバイ。青葉山周辺では、公園や庭先、民家跡等に植栽されています・・・
ソシンロウバイ 風雨強し
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ネコヤナギ(猫柳)
2024/01/20(Sat)
  きょうは、晴れ時々曇りました(1.2~7.3℃/北北西風)。
  川岸のネコヤナギ(ヤナギ科)に、花芽が出ていました。何時の間にやら大きく膨らんで、雄株では早くも、黄色い葯を出しているものもありました。北海道~九州の山間渓流や中流域の急流沿い等に生育する、高さ3m程の落葉低木です。葉は細い楕円形で艶はありません。雌雄異株。ヤナギ類で最も早く、早春の葉が出る前に銀白色の毛が目立つ花穂を付けます。雄花は長さ3-6cm、葯は初め紅色で花粉が出た後は黒くなります。雌花は2.5-4.5cmで、果穂は花後長く伸びて10cm程になり、初夏、綿毛に包まれた種子を飛ばします。青葉山では、川沿い等に普通に見られます・・・
ネコヤナギ 坂から崩れ波状雲
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イカルチドリ(桑鳲千鳥)
2024/01/19(Fri)
  きょうは、大体晴れました(3.6~8.2℃/北風)。
  川に、イカルチドリ(チドリ科)がいました。珍しく10羽近い群れでしたが、夫々3羽4羽と小班を作って、あっちにトコトコこっちにトコトコ、餌を探しながら走り回っていました。夏に中国北部、ウスリー、朝鮮等で繁殖し、冬には中国南部~東南アジア等で越冬し、日本では本州~九州で繁殖・越冬する留鳥又は漂鳥です。河原や砂礫地が発達した河川、湖沼周辺等に生息し、水辺を徘徊しながら獲物を探し、昆虫類、節足動物、ミミズ等を捕食します。3-7月に一夫一妻で営巣。地上礫地に窪みを作り、植物の破片を敷いて巣にし、雌雄で抱卵、抱雛します。冬には、小規模な群れを作って暮らします。青葉山周辺では、広瀬川で一年中見られますが、近年の河川管理工事で減少しています・・・…
イカルチドリ 船形遠望

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オオハクチョウ(大白鳥)
2024/01/18(Thu)
  きょうは、大体曇りました(0.4〜12.7℃/西風)
   川に、オオハクチョウ(カモ科)がいました。雌雄なのか2羽が、餌場から塒への途中なのか、澱に漂いながら、何か見詰め合っていました。ユーラシア大陸北部で繁殖し、欧州の一部、中国東部、朝鮮、カスピ海や黒海沿岸で越冬し、日本には冬に、シベリアやオホーツク海沿岸から本州以北に飛来します。 全長140-165㎝、翼開張218-243㎝、体重は10kgを越え、全身の羽衣は白。虹彩は褐色で、嘴は黒く、上嘴基部は黄色で黄色部が鼻孔下部に突出します。幼鳥の羽衣は灰褐色で、嘴基部が淡ピンク色。水中や水面の水草を採餌したり、陸上で落ち穂や青草を食べます。仙台市街地では、宮沢橋付近等各所で越冬していますが、青葉山周辺では、北堰、賢渕付近等で時々観察され、上空を飛ぶ姿は普通に見られます・・・
オオハクチョウ 城山
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ホオノキ(朴木)の果実
2024/01/17(Wed)
  きょうは、良く晴れました(14.5~17.6℃/南南東風)。
  道沿いのホオノキ(モクレン科)に、実が付いていました。他の実は疾うに落ちていますが、天辺に一つだけ、青空を背に雪帽子を乗せて、南国のドリアンにも海鼠にも似た体をすっくと立てていました。北海道~九州の他、中国、朝鮮、クリル等の山林に生育する、樹高30m、径1mになる落葉高木です。樹皮は灰白色できめ細かく、裂目は生じません。葉は長さ20-40cmの倒卵状楕円形、白緑色で裏面は白粉を吹きます。葉柄は3-4cmで互生しますが、枝先に輪生状に束生します。5-6月、径15cm程の花を枝先に上向きに咲かせ、花披片は普通6-9枚。芳香があり、初め白く後に黄変します。雄蘂は中心部に多数あり、花糸は赤く短く、その上に黄白色の長い葯があります。雌性先熟性があり、開花後は雌性、翌日に雄性、更に翌日には生殖機能を失います。果実は袋果が集まった集合果で、袋果の殻に赤い種子が挟まっていますが、熟すと垂れ下り野鳥達に食べられます。青葉山では、林内に数多く見られます・・・
ホオノキの実 竹林の雪
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カラスザンショウ(烏山椒)の果実
2024/01/16(Tue)
   きょうは、一日中雪が降り、5-6cm程積りました(-3.2~0.4℃/北西風)。
   道沿いのカラスザンショウ(ミカン科)に、実が生っていました。落ちているものもあった筈なのに雪に覆われ、見上げれば、雪帽子を重そうに被り、薄陽を背にして厳かな感じでした。日本の宮城以南の他、朝鮮南部、中国、フィリピン等の山野に生育する、高さ6-8m(最大15m程)の落葉高木。雌雄異株。幹や枝に刺が多く、葉は10対前後の奇数羽状複葉で、長さ5-10㎝の小葉は長楕円状披針形で鋸歯があります。7-8月、枝先に円錐花序を出し、淡緑色で多数の小花を咲かせます。秋、赤い蒴果を付けて、特有の香りと辛味のある黒い種子を露出します。伐採跡等の裸地に逸早く生える先駆植物で、青葉山では崩壊地周辺等に普通に見られます・・・
カラスザンショウ 降り頻る雪の朝
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オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)
2024/01/15(Mon)
  きょうは、晴れ時々曇って風が強く、時折風花が飛び、晩方から雪が降り、数㎝積りました(-2.1~5.6℃/北西風)。
  車道沿いに、オオイヌノフグリ(ゴマノハグサ科)が咲いていました。大分前から咲いていた様ですが、燦々と陽光を浴びて海碧に輝く様は、正に春そのものでした。しかし、その後嵐が来て、あっと言う間に雪に覆われてしまいました。ヨーロッパ原産の帰化植物で、全国の路傍等日当たりの良い場所に生育する、草丈10-20cmの越年草です。茎は良く分枝し、地面を這うように広がります。葉は対生し、1-2cmの卵円形で粗い鋸歯があります。2-5月、葉腋から花柄を出し、コバルト色で径8-10mmの花を咲かせます。左右対称の花弁は4裂して基部で合着し、1日で落ちてしまいます。雄蘂は2本。蒴果は、2つの玉を付けた形で多毛。青葉山周辺では、道端等に普通に見られます・・・
オオイヌノフグリ 晩から雪
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一月観(視)察会
2024/01/14(Sun)
  きょうは、新年初の観(視)察会。超暖冬で全く雪のない、快晴で春の様な陽気の「初歩き」になりました(0.1~8.4℃/北西風.)。この日は奇しくも「共通一次」と勝ち合ってしまい(この30年で初)、近況報告や、2/1から始まる『青葉山は今 展示会』、百余本の「危険木伐採」についての報せ等、手短に行った後に早速出発です。何時もと違うコースと言う事もあり、コナアカミゴケやヒメレンゲゴケ等の地衣類、ハマキゴケやハイゴケ等の苔類、スエコザサやミヤコザサ等の笹類、ベニシダやオオバイノモトソウ等のシダ類、アブラツツジやホツツジ等の実や冬芽等々・・・何か不思議と新鮮な気持ちで観察しながら進みます。勿論、雪のある普通の冬でしたら動物達の足跡等を辿ったりもするのですが、痕跡では、リスの巣やカモシカの食痕等は見られるものの、行く先々イノシシのラッセル痕ばかり目立ち、心配にもなりました。それでも、見通しの良くなった林間からは、大東岳他白銀の山々が望まれ、木々の梢をヒガラやシジュウカラ、エナガにコゲラ等の混群が、か細い声を立てながら移り行き、融けかかってはいても霜や凍った道も見られ、ドライフラワー化したオケラやオヤマボクチ等も美しく、コブシやシュンラン等草木の花芽も、春を待ち侘びる様に膨らんでいました。お正月や辰年に相応しい、ツクバネやヤブコウジ、ジャノヒゲやオオバジャノヒゲ(配布資料で紹介の"竜の髭")も、色とりどりの実を魅せていました。藪中にひっそりと、冬虫夏草のハエヤドリタケがあったり、凍って固くなった見事なナメコにも出会いました。タカ類の食い残しと思われる、道端に散乱する黄緑色の羽毛に、皆であれだこれだと言ううちに、近くで立派な風切羽が見つかってアオゲラだと判り、歓声が上がりましたが、あゝ、昨日出逢ったあの子だったのでは?等と、寂しくもなりました・・・。
コナアカミゴケ コゲラ 林間から見えた大東岳 一応凍ってはいましたが…
 花では、植栽のサザンカやカンツバキ等の他、ヤマハンノキ等カバノキ科の雄花が伸びていたり、何とキチジョウソウが咲き残ってもいました。果実では他に、ヤブムラサキ、ウメモドキ、リョウブ、ネジキ、ヒノキ、サルトリイバラ、イヌツゲ、ヤブラン、ナガバノコウヤボウキ、ヘクソカズラ、スイカズラ、ツチアケビ、ミヤマガマズミ、オトコヨウゾメ、イタドリ、ベニイタドリ、ホオノキ、サルスベリ等が見られました。冬芽では、ミズキ、オオバクロモジ、リョウブ等を観察、シダ類では、シシガシラ、リョウメンシダ、オクマワラビ、フユノハナワラビ等、スゲの仲間ではコカンスゲやオクノカンスゲ等も見られました。動物達の痕跡では、リスやノネズミの食痕、カモシカの角擦り痕、テンの糞等も見られました。野鳥では他に、カケスが良く鳴き、メジロ、ヤマガラ、ヒヨドリ、カワラヒワ、トビやカラス類等が見られました。昆虫では、シャクガの仲間が飛び、マンサクやツツジ類の虫瘤、クワコやカレハガの繭もありました。キノコで、各地に様々なカワラタケやサルノコシカケの仲間、干乾びたナラタケ等も見られました。
 きょうは、異常に暖かい会となるも、落葉を踏み分け、林相や植相等見比べながら、新年早々に清々しい初歩きとなりました。  
 又、松枯れ等の枯木問題も考えさせられ、解散後に実施された危険木伐採に関する、管理センターや緑地協会の方々との現地立ち合いに於いても、危険の除去が第一としても、希少種自生地の保護や、処理方法、伐採後の枯木の活用法等、できる限り自然に(景観にも)負荷が掛らず、利用者にも益となる、より良い対策法を考えて行かねばと思いました。
 今年も、開発の継続等、青葉山の自然にとって厳しい状況は続きますが、新しい年が私達にとっても、此処に暮らす全ての生物達にとって、少しでも素晴らしい年になって欲しいものです・・・
巨大ナメコが! アオゲラの羽根 何と穏やかな観察会 配布チラシで紹介の大葉蛇髭
  来月の2/10は、会としてはお休みですが、記録を主として歩く予定です…

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
次回の 「杜の都 青葉山は今!」展示会は …2024年2/1(木)〜2/14(水)(2週間) 青葉通地下道ギャラリーにて開催します! 一点でも結構です、青葉山の未来のための作品を募集中です!!!
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ツクバネ(衝羽根)の果実
2024/01/13(Sat)
   きょうは、晴れたり曇ったりで、一時雪が降りました(0.1~5.8℃/北北西風)。
   道沿いのツクバネ(ビャクダン科)に、実が生っていました。多くは、すっかり鳥に食べられたりしていますが、何故かこの木は数多く、目出たそうな羽根付きの実を一杯飾り立てていました。本州~九州北部の、山地の樹林下に生育する雌雄異株で高さ1-2mの落葉低木です。半寄生植物で、根は主に杉や檜、樅等の針葉樹に寄生して養分を摂取する他、自身も光合成して養分を作ります。葉は長さ3-10cmの卵~長卵形で、先は長く尖ります。5~6月に淡緑色の小花を咲かせ、雄花は径4mm程で散房状に付き、花弁はなく、萼片と雄蕊は4個。雌花は枝先に1個のみ付き、子房先端に細長い葉状の苞が4個あります。果実は長さ7-10mmの卵円形で、その先端には花後に大きくなった苞が残ります。青葉山では、檜林下等各所に自生しています・・・
ツクバネ 厚い雲に日は沈む
  明日(1/14(日))は、今年初の定例観(視)察会↓。雪は全くありませんが、動物の痕跡、混群を作る野鳥達、冬越しする昆虫達、あちこちに残る果実やきのこに冬芽、虫瘤、繭等を観ながら、初歩きしましょう!

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
次回の 「杜の都 青葉山は今!」展示会は …2024年2/1(木)〜2/14(水)(2週間) 青葉通地下道ギャラリーにて開催します! 一点でも結構です、青葉山の未来のための作品を募集中です!!!

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オナガガモ(尾長鴨)
2024/01/12(Fri)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(-1.9~10.0℃/北西風)。
川に、オナガガモ(カモ科)がいました。既に番なのか?、雌雄仲良く寄り添いながら、採食したり羽繕いしていました。記録的暖冬で、今季は北帰行も早まるのでしょうか? 北半球に広く分布し、夏は寒帯・亜寒帯で繁殖、冬は温帯~熱帯に移動します。全長は雄61-75cm、雌51-57cm、翼開長80-95cm。雄は頭部が黒褐色で、首~胸、腹が白く、白帯が首の側面~後頭部に切れ込みます。体は黒い横縞模様が細かく走り、背中に黒い肩羽があり、翼と尾は黒く、腰に黄白色の太帯があります。雌は頭部は褐色で、その他は黒褐色と淡褐色の斑模様に見えます。名前の通り、雄の尾羽が長いのが特徴です。雑食性で、水草の他、植物の種子や貝類等を食べます。青葉山周辺では、広瀬川等で数多く越冬します・・・
オナガガモ 白骨の裸木
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オオバジャノヒゲ(大葉蛇の髭)の果実
2024/01/11(Thu)
  きょうは、大体晴れました(-2.4~6.2℃/北北西風)。
  道端のオオバジャノヒゲ(ナギイカダ科)に、実が生っていました。多くは既に小動物達に食べられているのですが、所々に青黒い実が残っていて、中には、火星や水星、地球を思わせる、複雑な色合いのものもありました。本州~九州の山林の木陰に群生する、草丈20-30cmの常緑性多年草です。線形の葉を伸ばし、7-8月、長く直立した総状花序に淡紫色の小花を下向きに咲かせます。秋、穂状に径0.8cm程の丸い果実を数個付け、始めは緑色で後に濃灰色に変化します。果実に見えるのは果肉を殆ど持たない種子で、皮を取り除くと半透明の種子が現れます。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
オオバジャノヒゲの実 ダイヤモンド光
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マメホコリ(豆埃)
2024/01/10(Wed)
  きょうは、曇り後晴れて、朝には雪が舞いました(1.3~7.2℃/西北西風)。
  道沿いの倒木に、マメホコリ(変形菌 =粘菌/ドロホコリ科)がありました。成熟して黒ずんだ子実体が無数に散らばっていて、その一つにそっと触れると、小穴から胞子が飛び出ました。世界に広く分布し、日本では春~秋に全国の腐朽木上に孤~群~密生する変形菌です。着合子嚢体型のほぼ球形で、桃色がかった灰~黄褐~暗褐色、径15㎜の無柄。未熟体は紅色。普通表面 に黄~暗褐色の鱗状の突起があります。胞子は桃色がかった灰色で、古くなると鶯色がかるか黄土色に退色します。青葉山では、倒木等に普通に見られます…
マメホコリ. 泉ヶ岳
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アカゲラ(赤啄木鳥)
2024/01/09(Tue)
  きょうは、晴れたり曇ったりでした(-1.6~11.2℃/南風)。
  道沿いの木に、アカゲラ(キツツキ科)がいました。頭の黒い♀でしたが、下から上へ昇りながら、コンコン/\突いては、又別の木に移動していました。ユーラシア中北部、サハリン、日本等の平地~山地の落葉広葉樹林等比較的明るい森を好み、昆虫の他、果実、種子等を食べて暮しています。全長(翼開長)23cm。雄の顎線や頭は黒く、後頭や下腹、下尾筒は赤。喉や胸、腹は白く、翼先に白斑が多数あり、肩羽は白く、逆八の字に見えます。雌は後頭も黒。キュッ、キュッとかケレケレケレと飛びながら鳴きます。5-7月頃に、一夫一妻で子育てをします。青葉山では、赤松林等を中心に普通に見られます・・・
アカゲラ 雲の波
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ビワ(枇杷)の花
2024/01/08(Mon)
   きょうは、大体曇って、一日中雪が舞いました(-0.7~3.6℃/西北西風)。
   橋の袂のビワ(バラ科)の木に、花が咲いていました。勿論植えられたものでしょうが、何故か真冬に健気に咲く、五弁花の粉っぽくも甘い香に、何時もながら魅せられてしまいます。中国南西部原産で日本には古代に渡来し、関東~九州に野生化し各地に栽培・植栽されている、樹高10m以上になる常緑高木です。葉は互生し葉柄は短く、葉形は20㎝程の長楕円形で厚くて堅く、表面が葉脈ごとに波打ち、波状の鋸歯があります。11~2月に、花弁5で葯に毛が密生する白花を付けます。自家受粉が可能で、初夏に卵形で黄橙色の実を付けます。果実は食用、葉は枇杷葉の名で生薬とされます。花言葉は温和、治癒。青葉山では、植栽されたと思われるものが、大学構内、車道沿いや川岸、人家跡等にみられます・・・
ビワ 雪
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ビョウタケ(鋲茸)
2024/01/07(Sun)
  きょうは、曇って時々雪が降りました(2.6~6.6℃/北西風)。
  道沿いの倒木に、ビョウタケ(ビョウタケ科)が生えていました。褐色面に金色の粒々が一面に貼り付いていて、拾いたくもなりますが、良く見れば鋲の如く、柄が木肌に刺さっていました。全国の、倒木や枯枝に群生する子囊菌の盤菌類です。直径は3-5㎜程で、細い柄の上に皿状の子囊盤ができます(皿状子囊盤を持つ点でチャワンタケ科の菌に似ますが、子囊の頭部構造に蓋を欠く点で異なります)。傘は円く滑らかで、鮮黄~橙黄色、時間経過と共に巻き上がり、色は薄くなって行きます。良く似たモエギビョウタケは小さく(径1-2㎜)、ニセキンカクアカビョウタケは橙~朱色。名は、鋲に似ている事に由来。青葉山では、朽木等に普通に見られます…
ビョウタケ 竜
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ジョウビタキ(尉鶲・常鶲)♂
2024/01/06(Sat)
    きょうは、曇って時々雨が降りました(4.5~10.2℃/西風)。
   川岸に、ジョウビタキ(ヒタキ科)がいました。お腹の朱い雄で、灌木が刈られたばかりの河原で、採餌したり、あちこちに立つ杭に止まったりしていました。チベット~東シベリア、極東アジア等で繁殖し、非繁殖期は日本の他、中国南部~インドシナ等で越冬します。東北には主に沿海地方やサハリン、クリルから冬鳥として渡来。翼開長は14cm程。雄は顔や上面が黒く、頭は白く、腹が橙色で、次列風切の基部に白斑があります。雌は全体が茶褐色で、下腹と尾が橙色。都会の公園等でも良く見られる身近な冬鳥で、雄も雌も縄張りを作って過します。昆虫やクモの他、冬には木の実や種子も良く食べます。青葉山周辺では、秋~早春に林縁等で普通に見られます・・・
ジョウビタキ♂ この上流の河畔林も無くなった
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カキドオシ(垣通・籬通)の紅葉
2024/01/05(Fri)
  きょうは、大体晴れました(0.2~12.3℃/南南西風)。
  道沿いのカキドオシ(シソ科)が、紅葉していました。蔓の様に畝り這う茎葉が、赤紫蘇よりも赤く美しく染まってました。日本全国の道端、林縁、畦、堤防等に生育する高さ5-25cmの多年草です。茎は長く横に這い、所々から根を下し、横枝は時に多少立ち上がります。対生する葉は長い柄があって、腎円形で鈍い鋸歯があり、揉むと強い香りがします。4-5月、茎が立ち上がって、葉腋に薄紫~紅紫の唇形花を1-3個ずつ咲かせます。青葉山では、道端等に普通に見られます・・・
カキドオシの紅葉 きょうの日入り
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コナアカミゴケ(粉赤実苔)
2024/01/04(Thu)
  きょうは、良く晴れました(4.0~11.0℃/北北西風)。  
  道沿いの岩上に、コナアカミゴケ(ハナゴケ科)が生えていました。雪があってもなくても、この時季になるとつい逢いに行きたくなる当種。紅白で目出度い風情な一方、その姿形に異界に入り込んだ気持ちにもさせてくれます。高山~低山の切株や倒木、岩上、地上にも生育する地衣類です。長さ1~3cmの子柄は枝分かれせず、全体が粉芽と呼ばれる粒状体で覆われ、その先端には真冬でも鮮やかな赤い子器が付いています。地衣類は、藻類と菌類が共生しているもので、「コケ」とは言っても「コケ植物・蘚苔類」とは異なります。植物遷移の最初に現れる生物で、有機物の少ない岩肌にも張り付いて、土壌を作り出し他の生物の侵入を助けると言う、大切な働きをしています…
コナアカミゴケ 快晴


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カワラヒワ(河原鶸)
2024/01/03(Wed)
  きょうは、大体曇って、夜に雨が降りました(2.5~9.8℃/北風)。
  川沿いのハリエンジュ(マメ科)に、カワラヒワ(アトリ科)がいました。十羽程の群れが、枝に止まって豆果等突いていましたが、何を感じたのか、あっと言う間に何処かに飛んで行きました。カムチャツカ~中国南部に分布し、日本ではほぼ全国の低山〜低地の森や市街地の公園や川原等に広く生息する、体長15cm、翼開長24cm程の留鳥ですが、北部のものは冬季に暖地へ移動し、大群も観察されます。桃色の太い嘴と、黄褐色の体に翼の黄斑(初列風切と次列風切)が特徴です。雌は全体に淡色。地鳴きは、キリリ、コロロ等と聞え、囀りはチョンチョン、ジューイ等と聞えます。主に植物食で、様々な種子を採食します。青葉山では、一年中普通に見られます・・・
カワラヒワ 枯山
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ヒカゲノカズラ (日影の蔓、日陰の蔓)
2024/01/02(Tue)
  きょうは、晴れ時々曇りました(-0.9~10.7℃/風)。
  道沿いに、ヒカゲノカズラ(ヒカゲノカズラ科)が生えていました。何時もならモール状に這い広がっているのですが、今冬は雪が全くない所為か、皆立ち上がって、杉苗の様でした。北半球に広く分布し、日本では北海道~九州の、高山~山地の日当たりの良い裸地等に生育する蔓性の羊歯植物です。茎が地上を這い、所々から根や立ち上がる茎を出して広がり、群落を作ります。立ち上がった茎は枝分かれして、線形で先が糸状の葉を密に付け、初夏に胞子嚢を形成します。青葉山では裸地等で見られますが、そう多くはありません・・・
ヒカゲノカズラ 秋の様な空
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ゆきかえる