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四月観(視)察会
2010/04/11(Sun)
 きょうは、曇り後雨との予報もあって心配しましたが、暖かく穏やかな観察会日和となりました(9.5-15.1℃)。
 バス停には大勢の参加者が溢れ、歩道にまではみ出しています。後で数えると、老若男女80名程の集いとなりました。やはり皆さん、この山の花の時季を良くご存じの様です。
 しかし、大学の周辺は大分変ってしまっていて、重苦しい雰囲気も漂います。隣接する大学林が間伐され、花や実を楽しみ、虫や鳥が集まった中低木や藪が尽く刈り払われ、周囲の土手も削られています。食堂の周辺も、コブシ、トチノキ、ヒメコウゾ等数多くの木々が伐採され、ゴイシジミが良く見られたスエコザサ群落も無くなり、リュウキュウツツジやボックウッド、バーハーバー等常緑外来園芸種が植え込まれていました(帰りに寄ったウメガサソウの自生地も無くなり、巣穴を塞がれた無数のクサアリが右往左往していました)。最高学府、しかも教育大学のするべき行為かと、悲しくなりました。向いの東北大学の大造成工事に呼応し、エールでも送っているつもりなのでしょうか?
スカスカにされた森 濃桃色のカタクリも・・・ えっここに何があるの・・ コマダラウスバカゲロウ
 そんな光景を視察しながら、森へと歩を進めると、マンサクこそ大分色褪せていましたが、木々の芽が一斉に芽吹き始め、足元にも様々な花々が咲き群れています。車道端には、コハコベ、ハコペ、オオイヌノフグリ、ヒメオドコソウ、タネツケバナ等が咲き、中でもルリソウに似たキュウリグサに歓声が上がりました。林床には、ヒメカンスゲ、ヒカゲスゲ、アズマスゲ等のスゲの花が目立ちます。次々に現れるシュンランやカタクリ、ショウジョウバカマの花々にも一際大きな歓声が上がります。セリバオウレンは大きくなって、既に果実になっているものもありましたが、雄花や両性花をじっくり観察しました。水辺ではトウホクサンショウウオの卵嚢を観察し、テンやイタチの糞、コマダラウスバカゲロウの幼虫(アリジゴク)等も見られました。
緑のヒメフタバラン 可愛い花を見つけました(チョウジザクラ) この倍近い参加者でした 満開のイワウチワ
 桜の開花宣言は未だですが、森の中ではチョウジザクラがあちこちで咲き始めていました。小さなヒメフタバランの群落にも歓び、解散後に有志で訪ねたイワウチワ群生地には、一際大きな歓声が聞えていました。他に花では、ミヤマウグイスカグラ、セントウソウ、ナツトウダイ、ナガハシスミレ、アオイスミレ、オクノカンスゲ、ツノハシバミ、アカシデ、ハンノキ、ケヤマハンノキ、フキ(バッケ)、アオキ、キブシ、コブシ、ワサビ・・・等が見られました。野鳥では、シジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラ、ウグイス等が囀り、カワラヒワ、アオゲラも鳴いていました。イワツバメが空を舞い、間近でオオタカの飛翔を見られた方もおられました。
 きょうは花尽くし、春爛漫の山歩きでしたが、春の喜びと共に「大開発」や、様々な「整備」「管理」の名の下の「自然破壊」に愁いを感ずる一日でもありました・・・     
 来月は、ルリソウ、ヒメシャガ、イカリソウ、ヤマツツジ等の花々や、渡来したばかりの夏鳥達の囀りが見所・聞き所となるでしょう。では又、5/9(日)にお会いしましょう! 
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