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九月観(視)察会
2010/09/12(Sun)
 きょうは朝から雨が降り続き、どう見ても観察会には不向きの日和で、誰も来ないだろうと思いつつバス停に辿り着いてみると、あっとびっくり、多くの方々が集まっていました。参加者が数人の場合はコースを変えてと思っていましたが、折角なので、予定していた「旧わんぱく広場」や「花木広場」を巡る事にしました。16年前に「ふるさと創生事業」の一環として建設された巨大遊具が老朽化し、今秋にも解体・撤去される事になった為、仙台市との協議の前に、今後のあり方について考えようと言う事になったのです。勿論、九月はキノコの観察や鑑定が主なので、それは現場周辺で行う事にしました。車道沿いには、山はツクシハギ、コマツナギ、イタドリ、オオイタドリ、ノササゲ、ヨモギ、ハキダメギク、ヒメジョオン、アキノノゲシ、ミズヒキ等が咲き、花を沢山付けたヤブガラシが繁茂する藪には、カラハナソウ、イヌタデ、アカネ、スズメウリ、メヤブマオ等も咲き、雨中にも拘らず、雀蜂達がせっせと働いていました。森に入ると、キンミズヒキやヒメキンミズヒキ、ヤブマメやヤマハッカ、シロヨメナやシラヤマギク、ダキバヒメアザミやナンブアザミ、ヤブハギ、オクモミジハグマ等の花が見られました。
ダキバヒメアザミ 撤去間近の巨大遊具 元気だね 手の上にはトビナナフシが
 スウェーデン製の巨大遊具が現れると、初見の方はその大きさに驚かれていました。3億円近い血税を使い、森を壊して建設された遊具ですが、それなりに多くの子供達にも利用されてもいた様です。参加者の意見としては「何も手を付けずに、自然がどう変化して行くかを見守りましょう!」と言うのが主で、「一部分に市と共同で自然植生木を植樹して、自然保護への誓いの銘文を記しては?」等の意見も出されました。「花木広場」では、ナツツバキ、イロハモミジ、ミツバツツジ等の外来樹種(少なくも444本)や増殖しているツワブキ、シャガ等の外来草本についても、今後の対処方等を考えました。一度根付いた外来植生を元に戻すのは大変な事です。
 花では他に、ゲンノショウコ、センボンヤリ、オトコエシ、ヒヨドリバナ、コバギボウシ、カノツメソウ等が咲き、叢にはフユノハナワラビの胞子茎が幾つも立っていました。果実では、トチノキ、コナラ等が目立っていました。動物では、足元から飛び跳ねるヤマアカガエルやコバネイナゴ、フキバッタ、エンマコオロギ、子供達が捕まえたヤスマツトビナナフシ(県レッドリスト準絶滅危惧)やアブラゼミ、ウスタケを食べていたヤマナメクジ等が見られました。野鳥は、雨中では流石に声を潜めていましたが、時折、秋を感じさせるカケス、霧雨の梢で囀るホオジロ、群れて鳴くヒヨドリ等の声が聞かれました。
ナラタケモドキ これは美味しそうですけれど・・・ 雨の中、ご苦労さんでしたあ ヤマジノホトトギス 
 肝心のキノコは、やはり乾燥・猛暑が続いた影響もあって少なめでしたが、それなりのものが見られました。食菌ではナラタケモドキがあちこちに見られた他、ウスヒラタケ等もありました。美しく大きなベニイグチ、漆黒のクロイグチ、松笠から生えるマツカサキノコモドキ(松の枝からも生えていた!)、キノコにキノコが生える珍しいヤグラタケも見られました。他には、ダイダイガサ、ニガイグチモドキ、トキイロラッパタケ、ヒナアンズタケ、キツネタケ、ドクツルタケ、シロオニタケ、コテングタケモドキ、ヤブレベニタケ、ドクベニタケ、シロハツ、ヒロハチチタケ、ヒロハウスズミチチタケ、カキシメジ、フサヒメホウキタケ、ウスタケ、ヒトクチタケ、オオホウライタケ、スギヒラタケ等が見られましたが、同定が難しいものも数多くありました。
 雨降りで大変でしたし、濡れて風邪でも引かなかったかと心配ではありますが、雨は雨なりの面白い「会」ではなかったかと思いました。皆さんには、どんな「会」だったでしょうか?
 来月(10/10(日))も、キノコ中心の観察・鑑定会が中心になりますが、又、楽しい出会いがあると良いですね・・・
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