>
三月観(視)察会
2016/03/13(Sun)
  きょうは曇りでしたが風もなく、とても穏やかな会になりました(0.5~7.8℃/南南東風)。「藪刈り」による自然破壊の現況報告等の後早速出発すると、道端にはバッケが顔を出し、トチノキの芽も膨らんでいます。植栽のヒイラギナンテンやアケボノアセビに、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、コハコベ、ミチタネツケバナ等見ながら森に向かうと、楓類の枝先は赤らみ、ツノハシバミは雄花どころか早くも赤い雌花を見せています。少し褪せたものもありましたが、マンサクがあちこちで黄色いリボンを伸ばし、ケヤマハンノキの雄花に雌花、ヤマネコヤナギやシュンラン、コブシの花芽も見られました。ヒノキ林下には、星屑の様なセリバオウレンが、例年になく数多く煌き、カタクリの若葉もあちこちに顔を出して、花芽を付けたものも見られました。又、桃色の蕾を綻び始めたショウジョウバカマに出会い、ウグイスの囀りもあちこちから聞こえて、森中に春の息吹が感じられました。
 しかしその反面、ヒノキ林床等、多くの場所で「藪刈り」による自然破壊の惨状が見られ、長年観察を続けてきた愛すべき数多くの木々が伐られ、打ち捨てられていました。1月の段階での「これ以上の作業は一旦止める」との約束を反故にして、ノウサギと何時も出会うことができた、当林内では貴重過ぎる、糞や食痕だらけの藪もすっかり刈られてしまう等、あちこちが広場の様にされていました。又、類は友を呼ぶと言うことか、腹立たしいカタクリ等の盗掘の跡が点々と続いていました・・・
オオイヌノフグリ ケマハンノキ マンサク ノウサギの糞
 観察できたものはその他、花ではサザンカ、ツバキ等、フユノハナワラビも見られました。果実では、イヌツゲ、ヤブコウジ、ミマガマズミ、ナガバノコウヤボウキ、コブシ、ツルアジサイ(伐採されていた)等、虫瘤ではイヌツゲメタマフシ、ウダイカンバムレトサカフシ、ツツジミマルフシ等を観察しました。キノコでは、キチャワンタケ、ツチグリ等、野鳥では、ウグイスが囀り、コゲラ、シジュウカラやヒガラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ、スズメ、カケス、ガビチョウ他、動物では、テンの糞、土竜塚、カモシカの足跡、食痕、角擦り痕、ノウサギの糞、食痕等が見られました。
 それにしてもきょうは、春到来の喜びと共に、自然観察の楽しみさえ奪う「藪刈り」に皆で怒り、踏み付けられ踏み付けにされ続けるだろう希少蘭科植物等の自生地の存続を憂いました。管理者に強く抗議し、「青葉山市有林には他に類を見ない貴重な自然がある!」のだという基本的な理解を強く強く求めたいものです。それがない事には何も始まらない、と痛感する会になりました・・・
泉の黄蓮 ショウジョウバカマ ハナイカダも何も無くなっていた カタクリ盗掘の跡
  さて、来月(4/10)は、カタクリ、ショウジョウバカマ、シュンランにイワウチワと、早春の花々が一斉に咲き乱れている事でしょう? お楽しみに・・・

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
★仙台市に2008年末提出した『質問状』と市の「回答」、及び、それに対する「再質問状」とその「回答」、10/31に提出した「意見書」とその回答、12/8提出の「要望書」、大震災後に提出した「地下鉄東西線建設事業凍結と都市計画道路川内・旗立線事業廃止の申し入れ」と「都市計画道路川内・旗立線の必要性に関する意見書」を公開中です。 ご意見・ご感想等は引続き、下記宛ての葉書又は cheb@live.jp にお届け下さい。 仙台の、この上もない「宝」を守る為、今後も決して諦めずに頑張りましょう!〒980-0811青葉区一番町4-1-3仙台市市民活動サポートセンター内box72「青葉山の緑を守る会」 

★動植物の捕獲・盗掘は、「重」犯罪として、各法・条例で厳しく罰せられます。特に、青葉山市有林(青葉の森)や竜ノ口峡谷周辺は、「広瀬川の清流を守る条例」で「特別環境保全地区」に指定されています。監視員が常時パトロール、監視カメラも作動中です! 

青葉山のガイドブックが完成しました!
 青葉山に生息する、代表的な植物、きのこ、動物、野鳥、昆虫を356種取り上げましたが、そのうち55種がレッドリスト記載の希少種です。大規模開発が一時に始まった今、希少種達は、その存在さえ知られぬままに、消し去られようとしています。とにかく、多くの人にその存在を知って貰い、それが自然の大切さを知るきっかけになってほしいと思うのです。頒価は1000円。毎月の定例観(視)察会の他、丸善アエル店、金港堂本店、あゆみbooks仙台(広瀬通り)店と青葉通り店、仙台市市民活動サポートセンター等で販売していますが、お求めになりたい場合は、:  cheb@live.jp まで。
☆DVD第1巻「生命(いのち)あふれる青葉山・・「杜の都」の魅力再発見」(600円(10分)) とDVD第2巻「生命(いのち)あふれる青葉山・希少種たちの叫び」(800円(20分)) も引き続き販売中です。
 皆さん、是非ご覧になって(ならなくとも)「」を上げて下さい。 尚、DVD第1・2巻、ガイドブック共に、既に、仙台市内の全ての小中学校、図書館、市民センターに配布されています。
希少種たちの叫び 生命(いのち)あふれる青葉山~「杜の都」の魅力再発見 青葉山自然観察ガイドブック 巨大な自然破壊が進行している青葉山周辺
オオタカの営巣地を守ろう!! 
  環境ブログランキング ブログ王

スポンサーサイト
この記事のURL | 観(視)察会 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<キチャワンタケ(黄茶碗茸) | メイン | コハコベ(小繁縷) >>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top
トラックバック
トラックバックURL
→http://aobaten.blog109.fc2.com/tb.php/3428-d7fd7c6c

| メイン |
ゆきかえる