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五月観(視)察会
2016/05/08(Sun)
  きょうは、定例観(視)察会の日(13.0~23.3℃/西北西風)。昨年までは国際ハーフマラソンの交通規制で大変でしたが、今年はバスは無くなり不便になったものの地下鉄ができて、時間通りの開始となりました。抜ける様な青空と瑞々しい新緑の下、気持ちの良い観察会日和です。花梨のピンクの花に驚いたり、ヤハズエンドウやツクバキンモンソウ等観察しながら森に入ると、眩しい緑の中、ヤマツツジがあちこちに赤い帯を作り、コナラやミズナラ、クヌギが無数の雄花を下げたり落としたりしています。仙台市の花ヒメシャガがあちこちに青紫の花を咲き初め、純白のマイヅルソウも咲き群れ、遠来のキビタキの囀りが山中に響き渡ります。山桜の節は過ぎたものの、ウワミズザクラが白い花房を伸ばし、林床ではイカリソウやチゴユリが数多く見られ、ハウチワカエデは紅い翼果を、コハウチワカエデは黄花を無数に下げていました。期待の、瑠璃色や桃色に輝くルリソウも、見事に咲き誇り、目当てのユウシュンランも、僅かですが残っていました・・・
 しかし、進むコースをいくら考えても、今回無残に刈り払われた道を通らざるを得ず、広げられた道に更に踏み広がった土面を辿りながら、昨年まではあれだけ私達に喜びを与えてくれた、数百株はあった筈のヒメフタバラン(県レッドリスト要注目種)の絶滅!!! やヒトツボクロ(県レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類)やキンラン(国レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類)、ギンラン(県レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類)、ユウシュンラン(国、県レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類)等々の域内絶滅の可能性を憂いました。
薄紅の花が! 躑躅の道 ヒメシャガの道 キビタキ
  花では他に、レンゲツツジ、ニガイチゴ、シュンラン、ヤマグワ、ヒメコウゾ、ナガハシスミレ、タチツボスミレ、ツボスミレ、エゾタンポポ、ミツバツチグリ、カキドオシ、アオキ、シナノタイゲキ、サルトリイバラ、サンショウ、オニタビラコ、マムシグサ、ミヤマガマズミ、ハルジオン、タネツケバナ、ヒメオドリコソウ、ツクバネウツギ、ミツバアケビ、カクミノスノキ、オトコヨウゾメ、、トリガタハンショウヅル、セイヨウタンポポ、ギンリョウソウ、スズメノヤリ、クサノオウ等が見られました。野鳥では、藪中で盛んに鳴くウグイス、谷で高らかに囀るオオルリの他、センダイムシクイ、シジュウカラ、エナガ、ヤマガラ、コゲラ、メジロ、ヒヨドリ、カワラヒワ、ガビチョウ等の声がし、ハシブトガラス、アマツバメ、イワツバメ、ホオジロ等が見られました。動物では、ニホンカナヘビが現れ、タゴガエルが良く鳴き、ツキノワグマの爪痕やテンの糞がありました。昆虫では、ミヤマセセリ、カクムネベニボタルやサルトリイバラにいたフタホシオオノミハムシ等に出会いました。
 一旦解散後は、問題となっている崩壊斜面等を視察し、緑地協会主催の「森の美術館」と称するイベントも確認しましたが、道沿いなら兎も角、トウゴクミツバツツジ(県レッドリスト準絶滅危惧)等を徹底的に刈り払った森中に作品を陳列し、カザグルマ(国レッドリスト絶滅危惧Ⅱ類()の自生地に杭を打ち付けたり、人々が草花を踏み付け乍ら鑑賞する姿に憤り、夫々の作者や観客に罪はないものの、もう二度とこの様な形のイベントは開催しないよう申し入れる事となりました。
  当会発足時の状況にも近い、直接的な自然破壊に立ち向かいながらの、こんな観(視)察会が当分続きそうではありますが、青葉山の自然が齎す至上の喜びを未来に引き継ぐ為にも、少しでも楽しい会を作って行きたいものですので、皆さん、ご協力を宜しくお願い致します!!!
希少蘭の自生地が踏みつけられ新たな道となっていた! マイヅルソウ 降り注ぐ緑 モモソウ?
 来月は、エゴノキの花の香漂う森の中、キビタキ、ホトトギス等の声を聞きながら、ニッコウキスゲ、ギンリョウソウ等の花々、モミジイチゴ、ヤマグワ等の果実を楽しみます。又素敵な出会いがあることでしょう・・・ 
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