放射光施設建設
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2018/07/03(Tue)
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ついに、放射光施設の青葉山への建設が決定されました。マスコミでは、良いことばかりだと無批判な報道ばかりで、戦前の大本営発表を思わせる程ですが、これは、以前より再三発信してきましたが、青葉山や仙台の自然にとっては百害あって一利もない決定だと思います。この地は元々が自然林、後にゴルフ場となっても大きな生態系の重要な部分として、奥羽山脈~青葉山奥部~市有林へと続く生き物達の往来を促し、保っていました。当会としては、東北大学の青葉山へのキャンパス移転が決定された当初から、「《生態系の道》を確保する様に!」との要望を提出、万助沢~大池~竜の口源流池~市有林に至る緑地の確保を求めていました。東北大学としても、当初の計画では、源流池等はしっかり保全する他、建設予定地はグラウンド等運動場として使用との説明でした。その後源流池に隣接して、全く計画になかった学生寮(800名収容)のビル群を建設、そして今回の放射光施設です。建設予定地は6万6千㎡(東京ドームは4万6千㎡))で、1万2千人の雇用が見込めるという施設、完成後は車両や人々の往来も激しくなり、生態系の《命の道》は大きく分断され、奇跡的に豊かな自然の残る、希少種の宝庫〈市有林〉の自然度劣化も急速に進むことと予想されます。青葉山や仙台の自然環境にとって悲観的な状況が続きますが、私達としては今後、残される筈の細々とした緑道の完全確保や周辺緑地の保護を、大学や市に強く求めて行きたいものです。
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