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一月観(視)察会
2020/01/12(Sun)
  きょうは、新年初の観(視)察会。一月とは思えぬ記録的暖冬の下、と言っても曇天のそれなりの寒気もある中、穏やかで楽しい「初歩き」になりました(1.6~8..6℃/西北西風.)。大学構内は栃の芽が大きく膨らみ、サザンカが今が盛りと咲いていて、ツバキとの比較等したりたりしつつ森に入ります。森の入口にはイイギリは赤い実を無数に垂らし、ヒヨドリ等の群れが賑やかに採食していました。森に中は森閑とするも、時折エナガの群れやシジュウカラやヤマガラの混群が頭上を過ぎて行きます。冬枯れの木立には、繁みに隠れていた細やかなものが沢山現れて、とても新鮮な気持ちになります。美しいトウゴクミツバツツジ等の冬芽を見たり、興味深いクモ類の卵嚢、不可思議な芸術品ウスタビガ、ヤママユ等の繭、美味しそうなミヤマガマズミやヘクソカズラ、サルトリイバラ、ヤブムラサキ等の果実、中が気になる虫瘤達、膏薬病の黒く様々な模様にも惹き付けけられました。雪は、4日前の小塊がちょこちょこ残る程度で、動物の足跡等は見られませんでしたが、リスとノネズミの食痕の違いを比べたり、カモシカ食痕、テンの糞やクマの爪痕等も観察しました。枯れた赤松の惨状に驚き、心痛めましたが、そんな中でも、沢山落ちていたリスの新鮮な食痕(松毬)に感動。メジロ等の野鳥の精巧な巣にも感銘しました。青々としたハイゴケやスナゴケ等苔類、ジュウモンジシダ、ホソバトウゲシバ等羊歯類にも、心癒されました。一旦解散後は、管理センターにてささやかに新年会を行い、夫々の青葉山への思い等を述べ合ったり、恒例の籤引き等もあり、楽しく穏やかな一時を過ごしました・・・
イイギリ トウゴクミツバツツジ 垣間見えた街並 食卓の海老ふらい
  花では、構内のヤエヤマブキやヒイラギナンテン、アワコガネギク等の他、シュンランの花芽が膨らみ、ツノハシバミやアサダ等カバノキ科の雄花が伸びていました。果実では他に、ブナ、ツクバネ、ヤブコウジ、ウメモドキ、ムラサキシキブ、ジャノヒゲ、オオバジャノヒゲ、イヌツゲ、オトコヨウゾメ、リョウブ、ネジキ、イボタノキ、オオウラジロノキ、ケカマツカに、ウリハダカエデやハウチワカエデ等のカエデ類翼果、ホクリクムヨウラン等が目立っていました。キノコでは、何箇所かにウチワタケやカワラタケや粘菌等の他、倒木にタヌキノチャブクロが生えていした。シダ類では、シシガシラ、リョウメンシダ。オクマワラビ、フユノハナワラビ等が見られました。昆虫では、アカマツの幹にヤニサシガメが越冬し、シャクガの仲間が飛んでいました。動物達の痕跡では、カモシカの角擦り痕、イノシシの生活痕も見られました。野鳥では他に、メジロ、カワラヒワ、ハクセキレイ、スズメ、トビやカラス類等が見られました。
ウスタビガ メジロの巣 みんなでぱちり 新年会
 きょうは、とても穏やかな初歩きではありましたが、松枯れとその対策法の問題性を再確認し、放射光施設等周囲で進む工事や生態系分断の深刻さについても写真等観ながら考えたり、今後の対策を考察したりもしました。青葉山の自然にとっては益々厳しい状況が続いていますが、新しい年が、ここに暮らす全ての生物達にとって、少しでもより良い年になって欲しいものです・・・
  来月の2/9は、会としてはお休みですが、記録を主として歩きます。雪のあることを期待したいものです…
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