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トウゲシバ (峠芝・峠柴)
2021/01/09(Sat)
  きょう、朝は久し振りにとても寒くなり、日中は晴れました(-7.6~1.0℃/北風)。
  檜の林床に、トウゲシバ (ヒカゲノカズラ科) が生えていました。雪の中に青々と、近寄れば針葉樹の幼木か、大きくなり過ぎた杉苔にも、葉腋のソーラスが南の島の椰子の木をも思わせました。東~東南アジア等に広く分布し、日本では北海道~沖縄の、森林内のやや湿った日陰に生育する常緑性の多年草、シダ植物です。高さ10~20cm 。葉は細い線形で、縁に細かい鋸歯があります。胞子嚢群は、他の羊歯類と異なり、茎上部の葉腋に付きます。 他に、茎の先端付近の葉が厚くなり、ここに無性芽を生じる事でも増殖します。トウゲシバの仲間は変異が多く、日本では現在、ホソバトウゲシバ( 葉が細く長さ15mm、幅は2mm以下、葉柄はない。冷温帯性)、ヒロハトウゲシバ(葉は広く長さ20mm、幅3mm程、葉柄は不明瞭。暖帯性) 、オニトウゲシバ(葉はやや楕円形で長さは30mmまで、幅5mmまで、葉柄は明瞭。本州南部以南に自生)の三変種が認められていますが、中間的なものも多く、判別は難しい様です。青葉山では、檜や杉の林下等に数多く群生しています・・・
トウゲシバ. 寒い日
  明日(1/10 (日))は、今年初の定例観(視)察会↓。雪がありますから、何と言っても、動物の足跡を辿ったり、痕跡を観察しましょう! その他、混群を作る野鳥達、冬越しする昆虫達、あちこちに残る果実や冬芽、虫瘤、繭等を観ながら、初歩きしましょう!
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