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一月観(視)察会
2021/01/10(Sun)
  きょうは、新年初の観(視)察会。久し振りに寒くて雪のある、穏やかで清々しい「初歩き」になりました(-6.3~2.2℃/北風.)。大学構内では、サザンカとツバキの違い、クスノキとタブノキ等比べたりしつつ森に向かいます。森の入口のイイギリは未だ赤い実を無数に垂らし、ヒヨドリ等が採食していました。アオハダの短枝には、最近さっぱり見なくなったモズの早贄(ミカドフキバッタ)があって、興味深く観察しました。森は森閑と雪に覆われ、雪面には無数に、動物や野鳥達の足跡が付いていて、取分け、中々見かけなくなったノウサギのものがそこら中にあって、とても感動! 嬉しくなりました。他にリスのものも多く、それを追って、捕食者のテンやキツネ等のものも沢山みられて、興奮しました。中でも、雪面の無数の足跡の中に真赤な血が散乱し、毛や羽等の残骸は見られなかったものの、ここで生々しい惨劇があった事は明白で、どきどきしました。キャンパスとの境の森で赤いジョウビタキ♂が現れたり、エナガやシジュウカラ、ヤマガラ等の混群が賑やかに通り過ぎたり、フユシャクが雪面をひらひらと舞ったりしたのにも心躍りました。チリイソウロウグモ等クモ類の不思議な卵嚢や、ウスタビガ、ヤママユ、クワコ等の美しい蛾の繭、美味しそうなミヤマガマズミやヤブムラサキ等の果実、配布チラシで取り上げたトウゲシバの胞子群や̥無性芽、カモシカ食痕(アオキ)、テンの糞やクマの爪痕等を観たり、コウヤクタケや膏薬病の白や黄、黒等の模様にも惹き付けけられました。そして一番吃驚したのは、散在するリスの巣材があって、その先を見上げると、細裂きされた木の内皮に塗れた、見事な巣を発見したことでした。風の所為なのか、何者かに襲われたのか、何か自然界のドラマを見る様でした・・・
モズの早贄 そこら中にあったノウサギの足跡 ヤブコウジ. トウゲシバ
 花では、黄色い花弁を覗かせているマンサク、僅かに咲き残るアベリア、サザンカ等の他、シュンランの花芽が膨らみ、ツノハシバミやアサダ等カバノキ科の雄花が伸びていました。果実では他にツクバネ、ヤブコウジ、イヌツゲ、オトコヨウゾメ、リョウブ、ネジキ、イボタノキ、オオウラジロノキ等が目立っていました。キノコでは、何箇所かにウチワタケやカワラタケ、ヒトクチタケ等が生えていました。シダ類では、シシガシラ、リョウメンシダ等が見られました。動物達の痕跡では、イタチ、カモシカ、タヌキ、ノネコ他の足跡、カモシカの角擦り痕、イノシシの生活痕も見られました。野鳥では他に、出発時に上空を飛んだというオオタカ、ツグミ類シロハラ等や、キジ、セキレイ類等の足跡、カケスが鳴き、メジロ、カワラヒワ、ハクセキレイ、スズメ、トビやカラス類等が見られました。解散後は、管理センターにて暖まりながら、細やかな(コロナ禍の進む中、飲食なし、少人数、短時間の)新年会を行い、夫々の抱負や青葉山への思い等を述べ合い、その後静かに散開しました。(尚、散会後、今月末にも開始したいと言う、沿道沿いの危険枯木処理について、緑地協会からの説明があり、希少植物保護等の為、当会による点検調査の後、後日現地立ち合いの上、作業を進める事となりました)
 きょうは、晴れたり曇ったり雪が舞ったりの空の下、雪の中を漫ろ歩き、とても心洗われる初歩きではありましたが、やはり、松枯れや楢枯れとその対策の問題、放射光施設等周囲で進む工事や生態系分断の深刻さを再認識したりもしました。青葉山の自然にとっては益々厳しい状況が続きますが、新しい年が、ここに暮らす全ての生物達にとって、少しでも素晴らしい年になって欲しいものです・・・
シュンランの花芽 ニホンリスの巣 初歩きの笑顔 テンの足跡
  来月の2/14は、会としてはお休みですが、記録を主として歩く予定です…
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