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二月観(視)察会
2021/02/14(Sun)
 きょうは第二日曜、観察(視察)会の日。とは言え二・八月は(公式には)お休みなので、記録(調査)を目的に有志で歩きました(2.1~15.4℃/西南西風)。晴れたり曇ったりで、2月の会としては異常な程の暖かさの中、昨晩の大きな地震の影響や、この所問題の、主として松枯れ・ナラ枯れ対策作業の視察の会となりました。森は、あれだけあった雪もほぼ消えていて、足跡等の動物痕跡は少なく、例年なら綻んでいる筈のマンサクも、出ている筈のバッケも中々見られません。大学構内のサザンカやロウバイは兎も角、他の花々の開花は見られませんでした。何故か鳥達の出現も少なめでしたが、それでも時折シジュウカラやヒガラ、エナガの混群が通り過ぎ、藪からはウグイスの地鳴きが聞こえ、ガビチョウが囀って?いたり、何故かカラスの群れが北西の山に向かって飛んで行きました。果実は、ナツハゼやミヤマガマズミ、イイギリ等は僅かにありましたが、先月に見られたものの殆どが消えていました。ツノハシバミやケヤマハンノキ等の雄花はそれなりに伸びていました。
 昨晩の地震の影響では、道行く所、あちこちに枯木や枝が落ちていたり、歩道沿いのコンクリの柵が壊れていたり、地滑り地区の大看板が倒れていたりしましたが、崖地の大きな崩れ等は分かりませんでした。
大東岳. エナガ 斑雪 オオカマキリの卵嚢
 さて、伐採作業の視察ですが、枯松の処理については、景観的には劣悪なものの、先月の立ち合いによる検討・指示通り、希少植物生育地は護られていましたが、ここには松根他との共生植物も多く、今後の生育が懸念されました。又、ナラ枯れ処理作業については、当会への報せが遅かったこともあり、多くの場所で、処理についての指示もできず、周囲の希少灌木は勿論、中高木も数多く伐採され、林床そのものが酷く破壊されていました。しかも、車道沿いのものも全て「玉切りにして燻蒸処理」するとのことで、改めて、この様な車道隣接地のものは「搬出し、破砕、又は焼却するのが、自然保護や景観上も良く、処理単価も安いはず」と思いました。又、このような破壊を伴う処理をする位なら、全くしない方がまし。少なくも、道沿い以外のものはするべきでないとも思いました。護れるもの、救われるものも救われず、管理者には今後、前以て早めに報せて貰わねば何の意味もないですし、意見を集約した上で、市に改めて申入れることとしました。
ツボゴケ 燻蒸中のコナラ アオハダの涙 森が空地になった!
  尚、野鳥では他に、メジロ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、カワラヒワ、ヒヨドリ、コゲラ。トビ、ハクセキレイ、スズメ等が見られ、動物では、リスの食痕、カモシカの角擦り痕、食痕、テンの糞等の他、最近の生息確認はできていませんが、ムササビの痕跡も多く見られ、刈り払われた場所にのみ、イノシシのラッセル痕が無数に広がっていて、これには気が滅入りました。果実ではヘクソカズラ、ヤブコウジ、リョウブ、ネジキ、オオバジャノヒゲ等が残っていました。昆虫では、何故かとても低い場所にあったオオカマキリの卵嚢の他、マイマイガやクモ類の卵嚢等が見られました。キノコでは、伐採されたコナラに付いていたムキタケの他、カワラタケやサルノコシカケの仲間が良く見られました。色の少ない森には、シシガシラ等の常緑羊歯や、ツボゴケ等苔類等、青々としたものが目立っていました。
 きょうは、松や楢の枯木処理の現場を視察し、何十年何百年とあり続けた自然、風景が一瞬に変わる様を目の当たりにして、愕然としましたが、何としても後世に、豊かで美しい自然を守り引き継ぐよう努めねば、大変なことになる、と強く感じた会ともなりました・・・
 来月(3/14(日))は、マンサクやセリバオウレンの花、囀る小鳥達、サンショウウオの卵等に出会える?早春の観(視)察になります・・・
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