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四月観(視)察会
2021/04/11(Sun)
  きょうは、雲一つない快晴の空の下、春爛漫の観(視)察会になりました(1.5~15.1℃/南東風)。「コロナ」感染が拡大し、当地にも「蔓延防止等重点措置」が適用される中、マスク着用、分散観察等徹底しつつ、「楢枯れ」対策等への当会の対応他の近況報告や、きょうのコース、落ちていたエナガの巣の説明等の後、早速出発です。キツネヤナギやモミジイチゴ、コブシ、今日の配布資料で取り上げたミヤマウグイスカグラ、道端のエゾタンポポ、バッケ、イカリソウ、カキドオシ、ヒメオドリコソウ等観ながら進むと、ブナやアカシデに無数の花が付き、ヤマガラやシジュウカラが梢で囀っています。森に入ると、早くも、貴重なトウゴクミツバツツシが咲き始め、盛りは過ぎたものの、至る所に篝火の様なカタクリが燃え立ち、菫では、あちこちに咲くナガハシスミレやタチツボスミレ、小さく愛らしいマキノスミレ等の他、バラ色のアケボノスミレが美しく佇んでいました。ナツトウダイの群落も見事で、オオバクロモジやツクバキンモンソウ、香り立つツルシキミ、暗い林床に灯を点す無数のショウジョウバカマ、明るい林内外に咲き誇るエドヒガン等ヤマザクラのお花見も楽しみました。命の揺籠の藪ではウグイスが良く囀っていましたが、それに負けじと外来種ガビチョウのけたたましい声も聞かれ、心配にもなりました。目当ての希少種イワウチワは殆ど散っていましたが、一群れ咲き残っていて、皆で歓声を上げました…
エナガの巣 ブナの花 トウホクサンショウウオの卵嚢 カタクリ
 他に花では、ヤマツツジ、カスミザクラ、ツノハシバミ、アオキ、アオイスミレ、サクラタチツボスミレ、スミレサイシン、セリバオウレン、スズメノヤリ、ハルガヤ、セイヨウタンポポ、コハコベ、オオイヌノフグリ、ミチタネツケバナ、アズマスゲ、ヒカゲスゲ、ヒメカンスゲ、オクノカンスゲ、タガネソウ、ハウチワカエデ、ヤハズエンドウ、アケボノアセビ、ミツバツチグリ、ヒメリンゴ等(コース外でヒメフタバランや早くもルリソウを観た方も)が見られ、ツクシも沢山出ていました。動物では、カモシカやリス、テン等の痕跡があちこちに見られ、トウホクサンショウウオの卵濃は、胚が大きく膨らみ小魚の様に成っていました。昆虫では、イカリモンガ、ルリシジミ?、ミヤマセセリ、ルリタテハ、ビロードツリアブ等の蝶や花虻、花蜂、野鳥では他にアオゲラ、メジロ、カワラヒワ等が良く囀り、コゲラ、トビ、ヒヨドリ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、セグロセキレイ、キジバト等が確認できました。きょうは花々だけでなく、草木が一斉に芽吹き、春の、命の息吹を体一杯に受け止め、コロナ禍の下、野山に出て免疫力を高め、心身を開放することの大切さを改めて感じる一時となったのではないでしょうか…?
アケボノスミレ ショウジョウバカマの道 良い日和でした イワウチワ
 来月は新緑の森の中、ルリソウ、ヒメシャガ、ヤマツツジ等の花々や、渡来したばかりの夏鳥達の囀りが見所・聞き所となる事でしょう? では又、5/9(日)にお会いしましょう!
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