カザグルマ(風車)
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2021/06/05(Sat)
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きょうは、晴れました(16.1〜24.8℃/南南東風)。
藪影に、カザグルマ(キンポウゲ科)が咲き残っていました。年々花期が早まり見頃は過ぎて、しかも、今年はイノシシ(や人間)の影響で主たる自生地が荒廃し、寂しい限りなのですが、生き残った花々が時期をずらしながら開花し、存在感ある真白い大花を開かせていました。日本の本州~九州の他、中国東北、朝鮮等の山地の林縁等に生育する蔓性多年草(又は落葉低木)です。茎は木質、葉は羽状複葉で、長さ2-6㎝の小葉は3-5個あり、卵形で先は尖ります。6月頃、径7-12㎝の大きな花を上向きに咲かせます。花弁に見える萼弁は普通8個ですが変異があり、色は白又は淡紫色。中心に雄蕊と雌蕊が固まって付きます。全国的に開発や乱堀によって激減し、環境庁レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定。青葉山が開発の危機に晒されていた1996年には、「工事中止」の大きな力になってくれました。その後又「藪刈り」や「松枯れ対策」等で何か所もの貴重な自生地が失われています、この仙台の宝を、しっかり後世に引き継ぎたいものです・・・ ![]() ![]() スポンサーサイト
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