イガタツナミソウ(伊賀立浪(波)草)
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2021/06/09(Wed)
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きょうは、大体晴れました(16.3~29.1℃/南東風)。
道沿いに、イガタツナミソウ(シソ科タツナミソウ属)の群落がありました。林床の一角に広がる青花の群れは、波立つ大海原とも、跳飛ぶ海豚群をも彷彿させて、胸を揺さぶられました。宮城以南の本州・四国の、山地のやや湿った林内等に生育する、草丈20-40㎝の多年草です。葉は広卵~卵心形で、縁に円い鋸歯があります。6月頃に咲く花は、茎頂の花序に疎らに一方向に偏って付き、長さ2㎝程の花冠は淡紫色で、基部から直角に曲がって立ち上がります。タツナミソウの仲間は皆似ていますが、全体にやや不揃いの開出毛が密生し、節間が葉より長い事等が特徴です。宮城県南部が北限な上に生育地が減少していて、県レッドリストで絶滅危惧Ⅱ類(VU)に指定されています。この青葉山が、最北限の自生地ではないでしょうか・・・ ![]() ![]() スポンサーサイト
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