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六月観(視)察会
2021/06/14(Mon)
  きょうは、入梅前ながら(曇り一時雨の予報もありましたが)良く晴れて、暑い位の観(視)察会になりました(20.4-26.9℃/南東風)。近況報告やコース、配布チラシの紹介等あった後、早速の出発です。水蓮が咲き蜻蛉が飛ぶ池を抜け、蝶庭に入ると、タブノキやクスノキの葉が虫に食われていて、M先生の解説でアオスジアゲハの幼虫と分かりました。植栽のハコネウツギ、オルレア、ハニーサックル等にも飛んでいましたが、周囲に絡みつくスイカズラは薫り高く、花蜂や花虻が飛び回っていました。森の入口付近の土手等は、昨日の草刈りで花々が消えていましたが、可憐なウメガサソウは残っていてほっとしました。森に入ると、同じ菌従属栄養植物(腐生植物)であるイチヤクソウやホクリクムヨウラン、ギンリョウソウ等があちこちに見られ、この森の豊かさが感じられました。樹液の木には、ヒカゲチョウの仲間の他、ヨツボシオオキスイやヨツボシケシキスイ等が見られ、サルトリイバラにはフタホシオオノミハムシ、花咲くアワブキにはスミナガシの幼虫がいました。イヌツゲやマムシグサの雌雄やニガナ、ハナニガナの違い、咲き残っていたエゴノキに下がるエゴツルクビオトシブミの揺籃、泉にいたタゴガエル等も観察しました。ヤマボウシやネジキ、イボタノキ等の白花、マタタビの白葉も目立っていました。モミジイチゴやヤマグワ、ミヤマウグイスカグラの実が熟し、少しずつ味わいもしました。季節の移ろいが今年は又一段と早く、例年見られていたカザグルマやキンラン、ゼンテイカ等は終わっていましたが、終わりかけのヒトツボクロやサイハイランは辛うじて観ることができました。道行く所ホトトギスが鳴き、托卵の相手のウグイスも盛んに囀り、頭上ではオオルリが、森影からはキビタキの爽やかな声が響き渡り、この森の素晴らしさを改めて実感できました。
スイカズラ 蝶探し アオスジアゲハの3齢幼虫 ウメガサソウ
 花では他に、シラキ、ナツハゼ、ミヤマタムラソウ、ミヤマナルコユリ、バイカツツジ、ノアザミ、ヤブムラサキ、ケキツネノボタン、コゴメウツギ、ミツバツチグリ、ヒメジョオン、ツクバネ、シロツメクサ、ムラサキツメクサ、ヒメコウゾ、ドクダミ、エゾアジサイ、クリ、ゴウソ、カモガヤ、チガヤ、カキ、キュウリグサ、コウゾリナ、ムラサキサギゴケ、ガマズミ、コマツナギ、セイヨウアブラナ、イタチハギ等が咲き、リョウブ、オカトラノオ、ウメモドキ等が開きかけていました。又解散後には、咲き残る貴重なイガタツナミソウの群落も確認しました。果実では他に、ニガイチゴ、ヘビイチゴ、ツリバナ、ヒメシャガ、サルトリイバラ、トリガタハンショウヅル、ハウチワカエデ、サラサドウダン、ヤマウルシ、ニワトコ、ブナの木から落ちてきた種子付き殻斗等が見られ、キノコでは、赤松切株のマツオウジ、ヒトクチタケ、フサヒメホウキタケ、クサハツや変形菌の仲間も見られました。野鳥では他にアオゲラが鳴き、シジュウカラ、メジロが良く囀り、コゲラ、ヒガラ、ヤマガラ、ヒヨドリ、カワラヒワ、ツバメ、ハクセキレイ、トビ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、スズメ、外来のガビチョウ等を確認できました。昆虫では他に、池にいたオオルリボシヤンマ、シオカラトンボ等、道を往来していたムカシヤンマ、ミズキの周りを舞うキアシドクガ、ヒモワタカイガラムシ(+卵嚢)、カラスアゲハ、トラフツバメエダシャク、ルリシジミ?、エゴノキから落ちたシャクガの幼虫、オバボタル、延々と続く小蟻の大移動、岩陰に潜むコマダラウスバカゲロウの幼虫等、動物では、足元から跳ねるアカガエルの仲間の他、あちこちにあったテンの糞(特に山桑色のもの)、カモシカの食痕や角擦り痕、リスの巨大食痕(松毬)等を確認しました。
 今回は多めの参加者に解説が行き届かぬ面もありましたが、緑滴る森にひっそり綻ぶ花々、息衝く虫達、遠来の夏鳥達の囀り等々、この森の自然の魅力を十分味わうことのできた一時ではなかったでしょうか・・・?
コゲラ フタホシオオノミハムシ アワブキ お疲れさんでした
 さて、来月(7/11)は、ヤマユリ、クルマユリ、ムラサキシキブ、ノギラン等の花々、樹液や花に集まる昆虫達、囀り続ける鳥達等を観察できればと思います。夏鳥とその巣立ち雛、希少動植物等々、思わぬ出会いがあるかも知れませんね・・・・
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