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センダイハグマ(仙台白熊)
2021/10/06(Wed)
 きょうは、曇り時々晴れて、午後には一時小雨が降りました(17.2-23.7℃/北北西風)。
 森の道端に、センダイハグマ(キク科コウヤボウキ属)が咲いていました。オヤリハグマオクモミジハグマに混じって、一際清楚に、端正な葉上に火花の様な花穂を掲げていました。宮城.山形.福島や茨城の山地の林内や林縁にやや稀に生育する高さ40~80cmの多年草です。葉は長さ10~13cm、幅7~12cmの卵状楕円形で3裂せず、9~10月、円錐花序に白い頭花(筒状花)を穂状に多数咲かせます。長年、オヤリハグマとカシワバハグマの交雑種とされてきましたが、2016年に、 「染色体数や外部形態, 予備的なDNA解析においては, 雑種とする積極的な根拠は無く, オヤリハグマの無裂葉型として扱うのが適当である」との研究発表があり、種名としては扱われなくなってしまいました。でも、どう見ても形態はまるで違いますし、愛する仙台の名の付く可憐な花です。せめて、希少種オヤリハグマのより希少な"変種"として、大切に見守って行きたいものです…
センダイハグマ. 晩方の薄日
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