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一月観(視)察会
2022/01/10(Mon)
  きょうは、新年初の観(視)察会。暮れから降り続いていた雪もこの数日で大分融けて、晴れて斑雪の、清しく穏やかな初歩きになりました(-1.7~9.5℃/西北西風.)。大学構内では、サザンカとツバキの葉っぱの違い、スイカズラやヘクソカズラの実、まるで生きている様なニイニイゼミの空蝉、クヌギの虫瘤、赤く美しいイイギリの果房等観ながら森に入ります。森は森閑として、斑に残る雪面には無数に、動物や野鳥達の足跡が付いています。テン、タヌキ、キツネ等見られましたが、中でも、中々見かけ難くなっているノウサギやリスのものがそこら中にあって、とても嬉しくて、楽しく歩くことができました。ツグミの仲間の足跡も多く、あちこちの藪からキョキョキョッの声がして、シロハラが多いものの、干支に所縁のトラツグミも居る様でした。数は少なかったものの、シジュウカラやエナガ、ヤマガラ等の混群に出逢ったり、フユシャクがひらひらと舞ったり、ヤマトゴミグモの卵嚢が数多く見られたり、越冬中のヤニサシガメを観察したり、黒膏薬等の膏薬病やコウヤクタケの不思議な模様にも引き付けられました。配布チラシで取り上げたアズマザサとスエコザサの違いもじっくり観察できました。雪の残る森を抜けると、道端に何と瑞々しいバッケが顔を出していて驚きましたが、帰り道ではマンサクも綻びかけていて、新年早々に初春の慶びを感ずることもできました…
イイギリ リス 雪道を行く ツルアリドオシ
 花では、植栽のサザンカ等の他、シュンランの花芽が膨らみ、ツノハシバミやケヤマハンノキ、アサダ等カバノキ科の雄花が伸びていました。果実では、道行く所ヤブムラサキの赤紫の実が目立ち、ウメモドキの赤い実も多く、他に、ブナ、ミヤマガマズミ、ツルアリドオシ、ツクバネ、ヤブコウジ、イヌツゲ、オトコヨウゾメ、リョウブ、ネジキ、ナツハゼ、イボタノキ、マムシグサ、カマツカ、アオハダ、サルトリイバラ、ツルリンドウ、ホクリクムヨウラン、オオバジャノヒゲ、ヤブラン、シラキ、サラサドウダン、ヤマジノホトトギス、ナガバノコウヤボウキ、オヤリハグマ、トリガタハンショウヅル等が見られました。シダ類では、胞子茎が面白いイヌガンソクやシシガシラに、ホソバトウゲシバ、リョウメンシダ、ミゾシダ等が見られました。動物達の痕跡では、カモシカの足跡や角擦り痕、イノシシの生活痕、クマの爪痕も見られました。野鳥では他に、キジ(ヤマドリ?)、セキレイ類等の足跡、カケスが鳴き、メジロ、カワラヒワ、トビやカラス類等が見られ、高木の先にメジロのものと思われる巣や、小鷹か烏の巣も観られました。イヌツゲやマンサクの虫瘤も多く見られ、マイマイガの卵嚢、ヤマグワにクワコの繭はあったものの、何故かウスタビガやヤママユの繭が全く見られず、とても心配になりました。解散後は、管理センターにて暖まりながら、細やかな(未だコロナ禍の中、飲食なし、少人数、短時間の)新年会を行い、夫々の抱負や青葉山への思い等を述べ合い、その後静かに散開しました。
 きょうは、暖かく穏やかに晴れた空の下、残る雪の中を足跡等探しながら漫ろ歩き、心洗われる初歩きでした。又同時に新年にあたり、松枯れや楢枯れとその対策、ほぼ完成した放射光施設工事等に伴う生態系分断等の諸問題の大きさを、改めて思い起こした一時でもありました。青葉山の自然にとっては厳しい状況が続きますが、新しい年が、ここに暮らす全ての生物達にとって、少しでも素晴らしい年になって欲しいものです・・・
ノウサギ スエコザサ 穏やかな初歩きでした バッケ゜
  来月の2/13は、会としてはお休みですが、記録を主として歩く予定です…
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