きょうは、曇り後雨になりました(19.9~24.0℃/南東風)。
森の外れの建物の軒下に、ニホンヤモリ(ヤモリ科ヤモリ属)がいました。この辺りでは初めて見ましたので、吃驚していると、案外素早く木箱の下に入り込み、覗き込むと、恨めしそうに睨まれました。中国東部、朝鮮等に分布し、日本では秋田以南の本州〜九州の山地〜低地の主に民家やその周辺に生息する、体長10-14㎝のトカゲの仲間です。体色は灰〜褐色で、不鮮明な暗色斑紋が入り、環境に応じて全体の濃淡を変化させる事ができます。全身が細鱗に覆われ、背面は大きめの鱗が散在。尾は基部に2-4対の大型疣状鱗があり、自切と再生を行う事ができます。体が扁平なので、狭い場所にも潜り込め、指毎に1対の趾下薄板が発達し、垂直な壁面等にも張りついて活動できます。動物食で、昆虫やクモ等の陸生節足動物を食べ、夜行性で、昼間は閉所で休みます。5~9月に1-3回に分けて粘着質に覆われた卵を2個ずつ壁面等に産み付け、1か月半~2か月程で孵化。冬は、壁の隙間や縁下等で冬眠。名は、人家内外の害虫を捕食する事から家を守るとされた事に由来します。青葉山周辺では、民家や空家等の建物内に生息すると思われます…
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