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ミゾゴイ(溝五位)
2022/09/18(Sun)
  沢に、ミゾゴイ(サギ科ミゾゴイ属)がいました。何か採餌していた様ですが、こちらに気付くとバサバサッと飛び上がり、近くの木に止まると、体を斜めにすっと伸ばして、暫し木の枝の振り?をしていました。東南アジア、中国南東部、朝鮮、ロシア東部等に分布し、日本では、本州〜九州に夏鳥として飛来・繁殖(日本のみ)、一部が九州、南西諸島で越冬する鷺の仲間です。成鳥は全長49cm(翼長25-29㎝、翼開張80-90㎝)で、体色は濃茶褐〜赤褐色、上嘴は黒、下嘴は黄、後肢は黒緑色で、全て雌雄同色。低山地〜平地の沢沿いの薄暗い森で、番か単独で暮らし、日中は茂み等で休んでいる事が多く、夕方になると餌場に向い、昆虫、サワガニ等の甲殻類、陸棲の貝類、ミミズ、蛙、魚等を採食します。危険を感じると体を伸ばして外敵に向かって下面を向け、木の枝に擬態します。5〜7月の繁殖期、雄は「ボーボー」と太い声でゆっくりと繰り返し鳴いて雌を誘います。沢に突き出した枝等に小枝を重ねて皿形の巣を作り1回に4~5個を産卵。別名は、ウシドリ、ウメキドリ、ヤマイボ等。繁殖地、越冬地共に生息地破壊により激減し、環境省レッドリストで絶滅危惧II類 (VU)に指定。日本での生息数は1,000羽程との報告もあります。青葉山では稀に目撃されたり、自動カメラに撮影、夜に声が聞かれる他、弱った個体が保護されて放鳥された事もあり、当林の「宝」となっています…
ミゾゴイ ブナの道
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