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十二月観(視)察会
2022/12/11(Sun)
  きょうは、朝方まで雨が降っていたものの後上がり、開始後は晴間も見える穏やかな観(視)察会となりました(2.3~9.5℃/北風)。近況報告や会報、コース説明等の後、早速の出発です。初めに、工事看板の立つ駐車場での学生寮建設について説明、赤松の幼木や、今年もできたキイロスズメバチの巣、咲き残るキクイモやイヌタデ、柿やノイバラ、ヤマユリ、桐等の実、植栽のヒイラギナンテン等眺めながら進むと、駐車スペース拡大等の為に伐採された木々が打ち捨てられていて、皆で胸を痛めました。谷間をふわふわとカケスが飛び、シジュウカラ等も梢で何かを突いていました。雄花を伸ばすツノハシバミ、漸く咲き出したヤツデの花、早くも咲き始めたコハコベやオオイヌノフグリ等を観察、鮮やかなベニバナゲンノショウコが案外数多く咲き残っていたのには驚きました。森に入れば、林床にはヤブランやオオバジャノヒゲ、配布資料で紹介のジャノヒゲ等が広がり、コカンスゲは実を付け、シロダモの赤い実が沢山落ちていました。周辺のヤマモミジは少なくなったものの未だ美しく紅葉し、ニシキギも僅かですが赤い実や葉を見せていました。木の頂に黄金色のツルウメモドキの実が巻き付き、ルビー玉の様なツルリンドウやサルトリイバラの赤玉も沢山下がっていたり、あちこちに無数の赤い実を付けたヤブコウジが広がって、カラスザンショウの実は爽やかな香を放っていました。ツクバネやヤブムラサキ等の実も未だ数多く残り、フユノハナワラビやシシガシラの胞子茎、同じワタムシによるマンサクやウダイカンバの虫こぶも興味深く、凛とした空気に包まれた、100年を超える檜林では、その意味や活用法を考えたりもしました…
シロダモ ベニバナゲンノショウコ 大東岳 ヤマモミジ 
 花では他に、植栽のサザンカ、ヒメジョオン、オニノノゲシ、ノボロギク、等が見られ、羊歯ではリョウメンシダ、ホソバトウゲシバ等、果実ではスイカズラ、ウメモドキ、ノリウツギ、リョウブ、コバギボウシ、コセンダングサ、アメリカセンダングサ、ヘクソカズラ、ムラサキシキブ、ミヤマガマズミ、センボンヤリ、アオキ、ヒノキ、ナガバノコウヤボウキ、ホツツジ、ツルアジサイ等が見られました。ニワトコやトチノキ、リョウブ、ケヤマハンノキ等の冬芽や葉痕を観たり、イヌブナの黄葉も楽しみました。キノコでは、黄金色のビョウタケの仲間、大きなチリメンタケ、ヒツジタケ、カワラタケ、サルノコシカケの仲間等が見られました。動物では、リスの食痕や生活痕、カモシカの食痕、角擦痕、熊の爪痕、イノシシのラッセル痕等、野鳥では、エナガ、コゲラ等の混群、トビ、メジロ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシボソガラス等を確認。昆虫では、飛んでいたシャクガの仲間、クモでは未だ元気なジョロウグモも見られました。長いコースではありましたが、変化に富んだ植生や地形を楽しみつつも、工事予定地、伐採された木々やその周辺環境の悪化を憂い、森林管理の在り方を考えたりしながら、この森の貴重さ大切さを再確認し、自然と共に生きる事の素晴らしさを感じる一時だったのではないでしょうか?!
ジャノヒゲ サルトリイバラの道 これで半分です 光るイヌブナ
 次回(2023/1/8)は、新年の初歩きです。きりりとした寒気と新雪の心改まる「会」を期待しましょう・・・
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