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オオアカバハネカクシ(大赤羽翅隠)
2023/06/12(Mon)
 きょうは、一日曇りました(17.8-23.9℃/南東風)。
 道端に、オオアカバハネカクシ(ハネカクシ科)と思われる翅隠がいました。忙しなく道を横切っていて、急に岩陰で立ち止まると、愛らしい丸顔に円らな瞳、赤パンを穿いた赤坊の様にも見えました。北海道~九州の山地〜平地の森の落葉下に生息する、体長19~21mmの大きめの翅隠で、成虫は6~10月に出現し、体は光沢のない黒で、上翅は赤褐色。小動物の死骸等に良く集まり、他の昆虫の幼虫等を食べると言われます。翅隠の仲間は、種数、生態共に極めて多様性が高いと言われますが、研究が中々進まず、世界で5万8000種(2013年時点/全甲虫目の約15%)以上確認されていますが、実際には10万種以上いるとも言われ、日本国内(2013年時点で2290種確認)だけでも数百種の未知種がある様です。前翅が異常に小さく、腹部が剥き出しになっているのは、落葉下や砂利の中等を移動する際に、体を自由に曲げられる様に出来ているからとも言われます。この仲間には、アオバアリガタハネカクシ等の、皮膚炎を起す有毒種がいますから、十分気を付けましょう・・・
オオアカバハネカクシ 雫
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