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七月観(視)察会
2023/07/09(Sun)
  きょうは雨の予報もありましたが、曇り後晴れて、真夏の観察会になりました(20.7~29,2℃/南東風)。先ずは嬉しくも、3か月ぶりに復帰のUさんのご挨拶や、近況、コース案内等あった後、早速の出発です。池の水蓮や飛び交うショウジョウトンボやノウゼンカズラ、紫陽花、ネムノキ、蝶庭の花々等眺めながら進むと、今見頃な筈のネズミモチ等が幾本も伐られていてがっかりしました。森の入口には、ギンリョウソウやベニタケ科の茸が多く見られ、森に入れば、ニイニイゼミの蝉時雨やウグイス、キビタキの囀りが良く響き、奥床しくもバイカツツジは下向きに、リョウブは白い花穂を上向きに咲かせています。樹液の出ている木数か所には、下見では見られたミヤマクワガタ等はいませんでしたが、カナブン、アオカナブン、ナガゴマフカミキリ、ヒカゲチョウ、キスイムシの仲間等が見られました。花は少なかったものの、各所でオカトラノオやオオバジャノヒゲ、ヒメヤブラン等の花群が見られ、ヒメコウゾ、コウスノキ、ヤマグワ、ミヤマウグイスカグラ等の実も生り、少しだけ試食もしました。尾根道等では、遠来のオオルリやホトトギスの声も良く聞かれ、きょうの配布資料で紹介のツチアケビやオニノヤガラも数多く見られ感激しました。途中、倒木で破壊しかけた地滑り観測機器の視察・確認等もありましたが、山は緑に溢れ、様々な野鳥が囀り、カラスアゲハやルリシジミ等の蝶に、ムカシヤンマ等の蜻蛉が飛び交い、何処も活き活きと生命に満ちていました…
ギンリョウソウ カナブン達 ニイニイゼミ オニノヤガラと・・・
 花では他に、イワガラミ、ヒヨドリバナ、ネジバナ、キツネノボタン、クモキリソウ、ドクダミ、ハエドクソウ、ヤブカンゾウ、コマツナギ、アカメガシワ、エゾアジサイ、チダケサシ、アオヤギソウ、ウマノミツバ、オオハンゴンソウ、ヒメジョオン、シロツメクサ、ムラサキツメクサ、ブタナ、(ボタンクサギ)、(マツバボタン)、(オレガノ)等が見られました。果実では他に、ケカマツカ、マイヅルソウ、サルトリイバラ、ツクバネ、ヒトツボクロ、ツリバナ、サルナシ、ネジキ、シラキ、マンサク、キブシ、ナツハゼ、エゴノキ、ハクウンボク、(ラズベリー)等が生っていました。キノコでは、タマゴタケ、テングタケ、ヒナアンズタケ、ドクベニタケ、イタチナミハタケ、ヒイロタケ、マツオウジ、ハナホウキタケ、ヒメカバイロタケ、ニガイグチの仲間、カワラタケの仲間、粘菌の仲間等が見られました。野鳥では、他にシジュウカラの幼鳥、ヤマガラ、エナガ、イワツバメ、セグロセキレイ、カワラヒワ、メジロ、ヒヨドリ、トビ、ハシブトガラス、ガビチョウ等が確認され、動物では、道に跳びはねるアカガエルの仲間、種だらけのテンの糞、カモシカの食痕や角擦り、クマの痕跡。虫瘤ではマンサクハフクロフシ他。昆虫では、葉上のニイニイゼミ、ゲンジボタル、オバボタル、オニノヤガラにいたセスジツユムシの幼虫、笹にいたゴイシシジミ、クロアゲハ他に出会いました。きょうは、梅雨の晴間に様々な出会いや新鮮な驚きがあり、殊更に、ツチアケビやオニノヤガラ等の菌従属栄養植物が数多く見られ(花を終えていたホクリクムヨウラン等蘭の数々も含め)、この森の豊かさが実感できたのではないでしょうか・・・?
ツチアケビ ヒメヤブラン ハナホウキタケ 蘭に沢山逢えました
  来月(8/7)は会としてはお休みですが、有志にて主に調査・確認をする予定です・・・
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