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十二月観(視)察会
2023/12/10(Sun)
 きょうは、晴れ時々曇りの、師走の会としてはとても暖かで穏やかな観(視)察会となりました(7.7~16.2℃/北西風)。近況報告やコース説明等の後、早速の出発です。静かな構内を抜け、花梨と樫の組見合わせや、植栽のヒイラギナンテン、ツワブキ、柿やジャノヒゲの実、雄花を伸ばすツノハシバミ、小虻が付いていたヤツデの花、早くも咲き始めたコハコベやオオイヌノフグリ、ホトケノザ、咲き残るイヌタデ、オニノノゲシ等を観察、中でも赤く鮮やかなベニバナゲンノショウコが今年も数多く咲き群れていました。森に入れば、林床にはヤブランやオオバジャノヒゲ、コカンスゲ等が実を付け、常緑のシロダモが赤い実をたわわに生して、道端にも沢山散らばせていました。未だ数多く見られる紅葉ですが、猛暑の影響か?全体に色付きが今一つで、(僅かに残るニシキギやコハウチワは赤いのですが)オオモミジやヤマモミジはそれなりに美しいものの、色薄く黄葉していました。あちこちにいつになく無数の赤い実を付けたヤブコウジが広がって、(今日の資料で紹介の)カラスザンショウの大木は実を数多く下げ、爽やかな香を放っていました。カヤとモミの違いや葉の香り、フユノハナワラビやイヌガンソク、シシガシラの胞子茎、同じワタムシによるマンサクやウダイカンバの虫瘤、凛とした清々しい空気に包まれた、百年を超える檜林では、その歴史や、林床に広がるトウゲシバやショウジョウバカマ等も興味深く観察しました。冬虫夏草の研究者には、思わぬ所でオニハエヤドリタケやオイラセクチキムシタケを見せて貰えました。高圧電線下の剪定(上部伐採)予定の木々は数多くテープが巻かれ、皆で作業後の状況を予想し、その影響等について考えたりもしました・・・
オオイヌノフグリ ベニバナゲンノショウコ ヤブムラサキの実 ジャノヒゲ
 花では他に、植栽のサザンカ、ハキダメギク、コセンダングサ、ヒヨドリバナ、ヒメジョオン、ノボロギク、アキノキリンソウ、ヤマハンノキ、アサダ等が見られ、果実ではウメモドキ、ノリウツギ、リョウブ、コバギボウシ、コセンダングサ、ヘクソカズラ、ミヤマガマズミ、センボンヤリ、アオキ、ヒノキ、ホツツジ、ツルアジサイ、ツチアケビ、コブシ、ニシキギ、コナラ、ミズナラ、タニウツギ、ミヤマウズラ、カマツカ、アズキナシ、タチシオデ、サルトリイバラ、スズメウリ等が見られました。メグスリノキ、トチノキ、リョウブ等の冬芽や、クロモジの花芽や葉芽を観たりもしました。キノコでは、ツチグリ、落枝に付いていたタマキクラゲ、マスタケ、ヒトクチタケ、萎れたクリタケ、カワラタケ、サルノコシカケの仲間等が見られました。動物では、あちこちにあって、アケビの種も見られたテンの糞、リスの食痕や生活痕、カモシカの食痕、角擦痕、熊の爪痕、イノシシのラッセル痕等、野鳥では、地鳴きするウグイス、シジュウカラ、エナガ、コゲラ等の混群、カケス、トビ、メジロ、ヒヨドリ、ハクセキレイ、ハシブトガラス等を確認。昆虫では、飛んでいたシャクガの仲間、クモでは未だ元気なジョロウグモも見られました。長いコースでしたが、変化に富んだ植生や地形を楽しみつつも、伐採作業予定地等も視察、森林管理の在り方を考えたりしながら、この森の貴重さ大切さを再確認できた一時だったのではないでしょうか?!
タチシオデの種 オニハエヤドリタケ 展望台で 名残の紅葉(ヤマモミジ)
 次回(2024/1/14)は、新年の初歩きです。きりりとした寒気と新雪の心改まる「会」を期待しましょう・・・
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