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一月観(視)察会
2024/01/14(Sun)
  きょうは、新年初の観(視)察会。超暖冬で全く雪のない、快晴で春の様な陽気の「初歩き」になりました(0.1~8.4℃/北西風.)。この日は奇しくも「共通一次」と勝ち合ってしまい(この30年で初)、近況報告や、2/1から始まる『青葉山は今 展示会』、百余本の「危険木伐採」についての報せ等、手短に行った後に早速出発です。何時もと違うコースと言う事もあり、コナアカミゴケやヒメレンゲゴケ等の地衣類、ハマキゴケやハイゴケ等の苔類、スエコザサやミヤコザサ等の笹類、ベニシダやオオバイノモトソウ等のシダ類、アブラツツジやホツツジ等の実や冬芽等々・・・何か不思議と新鮮な気持ちで観察しながら進みます。勿論、雪のある普通の冬でしたら動物達の足跡等を辿ったりもするのですが、痕跡では、リスの巣やカモシカの食痕等は見られるものの、行く先々イノシシのラッセル痕ばかり目立ち、心配にもなりました。それでも、見通しの良くなった林間からは、大東岳他白銀の山々が望まれ、木々の梢をヒガラやシジュウカラ、エナガにコゲラ等の混群が、か細い声を立てながら移り行き、融けかかってはいても霜や凍った道も見られ、ドライフラワー化したオケラやオヤマボクチ等も美しく、コブシやシュンラン等草木の花芽も、春を待ち侘びる様に膨らんでいました。お正月や辰年に相応しい、ツクバネやヤブコウジ、ジャノヒゲやオオバジャノヒゲ(配布資料で紹介の"竜の髭")も、色とりどりの実を魅せていました。藪中にひっそりと、冬虫夏草のハエヤドリタケがあったり、凍って固くなった見事なナメコにも出会いました。タカ類の食い残しと思われる、道端に散乱する黄緑色の羽毛に、皆であれだこれだと言ううちに、近くで立派な風切羽が見つかってアオゲラだと判り、歓声が上がりましたが、あゝ、昨日出逢ったあの子だったのでは?等と、寂しくもなりました・・・。
コナアカミゴケ コゲラ 林間から見えた大東岳 一応凍ってはいましたが…
 花では、植栽のサザンカやカンツバキ等の他、ヤマハンノキ等カバノキ科の雄花が伸びていたり、何とキチジョウソウが咲き残ってもいました。果実では他に、ヤブムラサキ、ウメモドキ、リョウブ、ネジキ、ヒノキ、サルトリイバラ、イヌツゲ、ヤブラン、ナガバノコウヤボウキ、ヘクソカズラ、スイカズラ、ツチアケビ、ミヤマガマズミ、オトコヨウゾメ、イタドリ、ベニイタドリ、ホオノキ、サルスベリ等が見られました。冬芽では、ミズキ、オオバクロモジ、リョウブ等を観察、シダ類では、シシガシラ、リョウメンシダ、オクマワラビ、フユノハナワラビ等、スゲの仲間ではコカンスゲやオクノカンスゲ等も見られました。動物達の痕跡では、リスやノネズミの食痕、カモシカの角擦り痕、テンの糞等も見られました。野鳥では他に、カケスが良く鳴き、メジロ、ヤマガラ、ヒヨドリ、カワラヒワ、トビやカラス類等が見られました。昆虫では、シャクガの仲間が飛び、マンサクやツツジ類の虫瘤、クワコやカレハガの繭もありました。キノコで、各地に様々なカワラタケやサルノコシカケの仲間、干乾びたナラタケ等も見られました。
 きょうは、異常に暖かい会となるも、落葉を踏み分け、林相や植相等見比べながら、新年早々に清々しい初歩きとなりました。  
 又、松枯れ等の枯木問題も考えさせられ、解散後に実施された危険木伐採に関する、管理センターや緑地協会の方々との現地立ち合いに於いても、危険の除去が第一としても、希少種自生地の保護や、処理方法、伐採後の枯木の活用法等、できる限り自然に(景観にも)負荷が掛らず、利用者にも益となる、より良い対策法を考えて行かねばと思いました。
 今年も、開発の継続等、青葉山の自然にとって厳しい状況は続きますが、新しい年が私達にとっても、此処に暮らす全ての生物達にとって、少しでも素晴らしい年になって欲しいものです・・・
巨大ナメコが! アオゲラの羽根 何と穏やかな観察会 配布チラシで紹介の大葉蛇髭
  来月の2/10は、会としてはお休みですが、記録を主として歩く予定です…

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
次回の 「杜の都 青葉山は今!」展示会は …2024年2/1(木)〜2/14(水)(2週間) 青葉通地下道ギャラリーにて開催します! 一点でも結構です、青葉山の未来のための作品を募集中です!!!
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