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二月観(視)察会
2024/02/12(Mon)
  きょうは第二日曜、観(視)察会の日。とは言え二・八月は(公式には)お休みなので、記録(調査)を主に、又今年も森全体での「危険木」伐採が行われている事から、その一部点検も兼ねて、有志で歩きました(0.5~5.9℃/北風)。嘗てない程の暖冬と言う事で、雪は殆どありませんが、曇り時々晴れて風があり、常に風花が舞う中の、早速の出発です。学生寮工事もほぼ終わり、静寂の構内を進むと、植栽の素心蝋梅が漸く綻びかけ、芳香を微かに漂わせています。森の入口には、イイギリが真赤な実を未だ数多く垂らし、春蘭は花芽を、細々ながらしっかり長く伸ばしています。森は森閑としていますが、時折シジュウカラやエナガ等の混群が行き過ぎ、あちこちでカケスも良く鳴いています。裸木越しには、雲に覆われ風雪の中と思われる山々の裾が垣間見えます。雪がないので、目当てだった動物達の足跡等は良く判らないものの、テンの糞やカモシカの角擦り痕や食痕は良く見られ、中でもイノシシのラッセル痕が至る所に目立ち、希少植物等への影響が深く危惧されました。中々見かけなくなったウスタビガの繭を見つけたり、朽ちかけた倒木の間から力強く芽を出したモミの実生に感銘したり、ピンクがかった胞子を噴き出したマメホコリに感心したり、緑の苔に映えるパイン状の朴の実を楽しんだり、少し残る雪の中で凍ったままの天然ナメコを見つけたりしましたが、何と言ってもきょうの主役は、目の前をちょろちょろと、めんこい姿を見せてくれたキクイタダキでした。写真はボケボケにしか撮れませんでしたが、その円らな瞳と頭の菊模様が脳裏に焼き付きました・・・
蝋梅 イイギリの実 貴重なウスタビガの繭 ボケボケですが王冠が! キクイタダキ
  危険木伐採の点検については、数カ所ではありましたが、当会として要望していた、「林床や沢筋等の希少植物群の影響をできる限り避ける事」を守って貰えている事、生育地そのものへの倒木を外側に移動・撤去して貰った事等を確認し、改めて、できる範囲での外部搬出や、薪化、チップ化等の処理法、一時より少しずつの(負荷の少ない)処理法にする事等を皆で考えました…
 花では他に、構内のサザンカ、少し残るアベリア等の他、解散後には咲き始めのマンサクを確認しました。果実では、オトコヨウゾメ、ネジキ、リョウブ、ヘクソカズラ、タチシオデ、サルトリイバラ、ヤブムラサキ等が残っていました。シシガシラやイヌガンソク等の羊歯や、イヌツゲ、アオキ等の常緑樹、ハイゴケ、ホソバオキナゴケ等の苔類等々、青々としたものも目立っていました。野鳥では他に、メジロ、ヤマガラ、コゲラ、ウグイス、ハシブトガラス、カワラヒワ、ヒヨドリ、スズメ、トビ等が見られ、解散後にはアオゲラ♀に間近で出合いました。動物では、リスやネズミの食痕の他、ムササビの生活痕、古いものでしたがクマの爪痕、クマ棚、皮剥等が見られました。昆虫では、マイマイガの卵嚢、冬越しのテントウムシ等が見られました・・・
 きょうは、自然観察や確認の他、危険木伐採の現地視察も行いましたが、年々進む景観や自然の劣化を視るに付け、改めて、類稀な豊かで美しい自然を守り継ぐ為にも、自然・景観保護の視点からのより良い森林管理法を考えて行かねばと感じる会ともなりました・・・
樅の実生 森のパイナップル 朴の実 ナメコは凍ったまま アオゲラ
 来月(3/12(日))は、マンサクやセリバオウレンの花、囀る小鳥達、サンショウウオの卵等に出会える?早春の観(視)察になります。又、きょうとは別所の、危険木処理現場や高圧線下の木々の伐採・剪定の状況等も視たいと思います・・・
「杜の都 青葉山は今!」展示会を開催中です!会期は2/1(木)~2/14(水)、会場は青葉通地下道ギャラリー。青葉山の四季の移ろい、希少な動植物たち、冬虫夏草の数々、観(視)察会の様子、諸問題、超希少種タンザワサカネランやミゾゴイのこと・・・等々、ぜひご覧ください!!!  
展示会16 展示会14

☆「青葉山の緑を守る会」の自然観(視)察会は、毎月第2日曜 午前10時30分宮教大正門前バス停集合(12時30分頃解散)。 どなたでも参加自由です   (二月・八月は、「会」としてはお休みします)
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