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三月観(視)察会
2024/03/10(Sun)
 きょうは、早朝に牡丹雪が降り頻って一時うっすら積もり、後に融けたものの、湿り雪の舞う中の観(視)察会になりました(-0,8~2.5℃/西風)。先ずは、集合バス停眼前の貴重な自然林の、中・低層木が数日前に皆伐され(新学生寮周辺を「明るくするため」かと思われる?)、すっかり裸地化されたことに驚愕、これまでの経緯や今後の対策についてお話し、又展示会等の近況報告があった後、早速の出発です。伐採地は、トウゴクミツバツツジ等の希少灌木や赤松・黒松等の小木、萩類や木苺類の繁みも全く無くなり殺伐として、灌木では一本のマンサクのみ、寂しく花を戦がせていました。少し進むと道路脇に大量の伐採木が積み重なり、中には伐られたばかりのマンサクが、意地らしくも美しい花を咲かせていて、思わず皆で嘆息しました。車道沿いには、植栽されたヒイラギナンテンやアケボノアセビ等が咲き、足元にはコハコベが小花を綻ばせ、バッケ(蕗の薹)があちこちに顔を出しています。斜面のツノハシバミは無数に雄花を伸ばし、乾いた土手には外来種ながら、ノボロギクやオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウやミチタネツケバナ等が数多く咲き群れていました。森に入れば、ヤマモミジやコハウチワカエデ等の芽が赤く染まり、ケヤマハンノキは長い雄花を垂らし、ヤマネコヤナギが銀色の花芽を光らせています。尾根道の高圧線沿いの木々には赤や白のテープが無数に巻かれ、(電線に掛かる上部のみ剪定予定とは言え)伐採後の状況が不安になりました。期待した雪は僅かしかありませんでしたが、所々にリスの足跡等が見られました。檜の林下には、目当てのセリバオウレンがぽつりぽつりと、白い小花を星屑の様に煌かせていました。カタクリの葉もちょこちょこと顔を出していましたが、ここにもイノシシのラッセル痕が見られ、自生地の存続が危ぶまれました。とは言え、木々は少しずつ芽吹き、アズマスゲは僅かながら、金色の雄花や白糸の雌花を掲げ、青かったアオキの実は真赤に染まり、ウダイカンバやアサダ等のカバノキも雄花を伸ばし、シジュウカラも囀りに近い声を出したりして、早春の息吹を感じました…
雪降る中 灌木等皆伐された希少林 え アケボノアセビ
 花では他に、植栽のサザンカ、ツバキ、セイヨウタンポポの他、コブシやシュンランの花芽が膨らんでいました。果実では、カラスザンショウ、リョウブ、ヤブラン、オオバジャノヒゲ、タニウツギ、ヤマユリ、イイギリ等、虫瘤では、マンサクメイガフシ、ウダイカンバムレトサカフシ等。キノコでは、星状に開ききっていたツチグリ、丸かったホコリタケ、赤松に出始めのヒトクチタケ、倒木上のカワラタケやサルノコシカケの仲間等が見られました。野鳥では、空を旋回していたノスリやトビ、鳴いていたカケス、アオゲラ、エナガ、コゲラ、メジロ、ヒヨドリ、キジバト、ハシボソガラス、モズ等を確認、前日確認の、ハイタカ(かツミ)の食痕と思われるシジュウカラの残骸はつい通り過ぎてしまいました(スミマセン)。動物では、カモシカの食痕、角擦痕、リスの食堂(大量の食痕(ヒメグルミやオニグルミ))や巣材、真新しいテンやニホンイタチの糞、土竜塚等が見られましたが、今回も確認していたトウホクサンショウウオの卵嚢が消えていて(井守?蛇?人?)、がっかりしました。
 きょうは、突然の自然破壊に狼狽えつつも、翌日が大震災から13年目と言う事もあり、自然をこよなく愛した故人を偲びながら、様々な出会いや、早春の喜びを感じるひと時ともなったのではないでしょうか?
セリバオウレン綻ぶ道 セリバオウレン 道の途中で ヒメオドリコソウ
  さて、来月(4/12)は、カタクリ、ショウジョウバカマ、シュンランにイワウチワと、早春の花々が一斉に咲き乱れている事でしょう? お楽しみに・・・
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