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五月観(視)察会
2024/05/12(Sun)
  きょうは、良く晴れて暑い位の(夏日)、新緑の森の観(視)察会になりました(15.7~25.7℃/南南東風)。放射光施設稼働と生態系分断等の近況報告やコースの説明、本日参加の大学生達の紹介等の後、早速の出発です。歩道沿いや構内には、ハクウンボクやトチノキ、フランスギク等の花が咲き群れ、配布資料で紹介のアマガエルは観られなかったものの、池からはヤマアカガエルの声がしています。林縁~森に入ると、貴重なギンランやムヨウラン、ウメガサソウ、イチヤクソウ、ギンリョウソウ等の菌に従属する植物が数多く見られ、この森の豊さが改めて感じられました。例年だと、ヤマツツジやイカリソウが花盛りの頃ですが僅かばかりで、今年は特に季節の移ろいが早く、いつもは咲き初めの貴重な「仙台の花」ヒメシャガが、行く道々至る所に咲き群れています。人が多い所為か?野鳥の声は少ないものの、ウグイスやメジロ、外来のガビチョウ、遠来のキビタキが良く鳴き、沢筋ではタゴガエルががグーグーッと鳴き、沢の水溜にはトウホクサンショウウオ(センザンサンショウウオ)の幼生が見られました。道々良く目立っていたツクバネウツギは、薄紅や薄黄のものが半々位に見られ、白花もありました。トリガタハンショウヅルは白いものと半紫型(アズマハンショウヅル)を確認、タチシオデの小手毬の様な花も道行く所数多く見られ、ハナイカダやツクバネは雌雄株を共に観察、目当てだった希少なルリソウも瑠璃や薄紅の花々を、何とか咲き残してくれていました。ミズキ、ヤブデマリ、コゴメウツギ、サワフタギ、ケカマツカ、アブラツツジ、ホオノキ等、梅雨時に多い白い花も多く見られました。中でも、超希少種のカザグルマが早くも咲いていたのには、喜びと共に心配にもなりました・・・
ヒメシャガの道 ギンリョウソウ 羊歯の森 シロシタホタルガの幼虫
 花では他に、マイヅルソウの群落、ハナニガナ、タニウツギ、ニシキギ、エンレイソウ、カキドオシ、ヤハズエンドウ、ムラサキサギゴケ、ヤマムグラ、オトコヨウゾメ、ツリバナ、ミツバウツギ、ツボスミレ、エゾタンポポ、セイヨウタンポポ、ミツバツチグリ、オニタビラコ、マムシグサ、ハルジオン、クサノオウ、ミツバウツギ、ヒメコウゾ、チゴユリ、フタリシズカ、ナツトウダイ、シナノタイゲキ、コウゾリナ、ハナニガナ、フジ、サラサドウダン、コハウチワカエデ、イヌガラシ、チガヤ、コメガヤ、アズマネザサ等が見られました。野鳥では他に、サンショウクイ、オオルリ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カワラヒワ、ヤマガラ、ハシブトガラス、ツバメ、トビや、大学屋上でイソヒヨドリが鳴いていました。動物では、テンの糞が道沿いに数多く見られ、カモシカやリス、アズマモグラの痕跡も多く、中でも道沿いに、希少植物の消滅に繋がるイノシシのラッセル痕が続き、これも心配になりました。昆虫では、どのサワフタギにもいたシロシタホタルガ幼虫、樹液の木にいたヨツボシケシキスイやキイロスズメバチ、飛んでいたカラスアゲハ、クロアゲハ、ルリタテハ、ヒカゲチョウの仲間、オオナミシャク他シャクガの仲間、クロナガヒラタカメムシ?等が見られました。きょうは、子供の姿もなく、ハーフマラソンの交通規制もあって細やかな会になるかとも思いましたが、多くの学生達の参加で、何時になく活気ある新鮮な山歩きとなり、例年より半~一月早い花模様ではありましたが、それはそれで新たな出会いや驚きが数多くあり、否応なくも坦々と進む自然破壊の下、奇跡的に残された青葉山の自然の豊かさ、貴重さがひしひしと感じられる一時となったのではないでしょうか…
コマダラウスバカゲロウ トウホクサンショウウオ幼生 お疲れさま(^O^) カザグルマ
 さて来月の6/9は、キビタキやオオルリ、ホトトギス等の声を聞きながら、又例年(ニッコウキスゲ、エゴノキ等)とは違った花々に出合い、モミジイチゴやヤマグワ等の果実も楽しみましょう。専門家の参加もあり、多くの昆虫観察も期待される等、必ずや素敵な出会いがあることでしょう・・・ 
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